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んあー、フジキセキの衣装、エチエチすぎるのねぇ〜【ウマ娘 プリティーダービー新時代の扉 感想】
先日上げた記事の予告通り、劇場版ウマ娘見てきました。
来場者特典はこちら。
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作中空気だったからあんま印象に残ってない。
タキオンかオペラオーが良かったなー。
なんとミッドランドスクエアシネマでは、本作の特設ステージが!
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オペラオー、RTTPよりゴツく感じる。
そして肝心の映画の感想はこちら。
※Filmarksでも読めるよ!
ウマ娘&競馬にわかです。
ただ私がこよなく愛する競馬漫画『みどりのマキバオー』繋がりで、この度『ROAD TO THE TOP』全4話のみを予習した上で本作を鑑賞。
先に『RTTP』の感想を話しておくと……
「そこそこ面白かったけど、イマイチハマれなかった」というのが本音。
ストーリーは王道スポ根で、ウマ娘達それぞれがレースにかける思いを丁寧に描写しつつ、力のこもった作画で観客の心を揺さぶっていく作りは素直に感心した。
特に気に入ったのはテイエムオペラオー。エンタメ精神溢れる芝居がかった振る舞い、その中で一瞬垣間見える繊細さに惹かれたね。第2話で一着を取れず悔しがる素振りを見せるも、すぐに表情を切り替えてアヤベに拍手を送ったり、トプロが周囲からの期待に押し潰されそうになっている様を案じていたりと、ナルシストキャラでありながら物事を俯瞰で捉えているという2面性は非常に魅力的だった。
一方で、肝心のレース描写に対しては薄味な印象を持ってしまった。
というのも、ウマ娘同士の掛け合い、駆け引きがレース内で殆ど描かれないのだ。どのレースにおいても、彼女達の内面を個々に描写することに終始しており、互いに会話をしたり、相手の走りに応じてペース配分を変えるといった戦略性、絡みが一切ない。それ故団体競技でありながら、個人競技の様な作りになってしまっているのだ。
マキバオー好きの私としては、そこがどうしても物足りなかった。先行馬のペースに惑わされず、いかに末脚を残しておくかとか、ライバル同士で並走して互いの思いをぶつけ合いながら超加速!みたいなのが欲しいのよ。テイエムオペラオーなんか、レース中に周囲を煽ったら絶対もっと面白くなるだろうに。
前置きが長すぎたな。
そんなモヤモヤを抱えた上での『新時代の扉』。果たして、カスケード有馬並のレースを見せてくれるのだろうか?
…………
まずは良かった点から。
今作のライバルポジションである"アグネスタキオン"が非常に魅力的だった。
いわゆるマッドサイエンティストキャラで、"ウマ娘の持つ無限の可能性"に興味がありつつも、勝利へのこだわりは無いという、歪な思想の元レースに臨んでいる。"誰かがウマ娘の高みに辿り着ければ良い"という考え故、無茶な走りをしてしまうし、結果故障で引退を迫られても一切動じない。
その常人には理解しがたいスタンス故、ジャングルポケットと対立してしまうわけだが、彼女達のぶつかり合いはドラマとして非常に見応えがあった。ポッケが念願のダービー優勝を果たすも、タキオンに1度も勝てなかった事が尾を引き1人苦しむ様は、見ていて辛いものがあったね。
最後の最後でタキオンが「やっぱり自分の足で走りたい!」と、己の本心に気づくオチも良い。
タキオンの走りも映像表現として新鮮だった。暗闇の中数式が飛び交い、芝を蹴る度に虹色の光が放出される様は、非常にサイケデリック。そこに不規則なラップ音が加わる事で、「タキオンから溢れる狂気が観客に感染していく……!」と錯覚したな。良い意味で気持ち悪かったね。
とまぁ良い所は確実にあるものの………やはり"レース部分がイマイチ"という印象は揺るがなかったな。
結局どのウマ娘も「勝ちたい!うおぉぉぉぉ!」のパッション一点張りなんだよなー……。いやレースってそういうモンなんだけど、"内なる想いを爆発させて、最後の直線で全力疾走!"以外の展開がないのでワンパターンに感じる。だからレース中の私語を増やしなさいって。スタミナ管理とか、インを攻めるかor大外から巻くか、みたいな駆け引きを見せてくれって言ってるのに!
オペラオーが結局噛ませ犬扱いだったのもモヤモヤ。序盤、有馬記念で活躍してたから「終盤ラスボスとして立ちはだかるのかな」と思ってたら、あっさり負けるからなー。そういう意味だと『RTTP』見なくても良かったのかもしれない。
総括「良い所はたくさんあるけど、マキバオーには遠く及ばない凡〜良作」といった評価。
同ジャンルとはいえ、何でもかんでも比較するのは良くないとは思うんだけどねー。キャラクターの心理描写に重きを置き過ぎて、レースの面白さが損なわれてるのは大きなマイナスだと思いました。
本作の出来次第で、テレビシリーズ追うつもりだっけど………とりあえずパスで。今後、戦略性重視のウマ娘が製作されたら呼んでください。
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