今日はビスケットの日

登場モノ

クッキー夫人：クッキーの妖精

乾パン婦人：乾パンの妖精

乾パン夫人とビスケット夫人が井戸端会議。

クッキー夫人：確かに私は野暮ったい見た目かもしれませんけれどね、

天の声がそうしなさいと仰っているんですよ。

言わば、ご神託を受けた身なんです。だから、お洋服も手作り風なんですけどね。

あなたと一緒にされたくないわ。

乾パン婦人：私たちは同じビスケット属じゃありませんか。それに住んでいるところだって、似たり寄ったりでしょ？

クッキー夫人：何を仰っているんです！！あなたの出番は思い出された時と有事の際でしょ。私たちは優雅なティータイムを演出しているんです！！

絶対一緒なんてお断り！！その体、へし折るわよ！！

乾パン婦人：また、随分と御冗談を。へし折られるのはあなたでしょ？壊れやすいからな～って、嫌われてますわよ。ご自分が思っているほど好かれてやしませんよ。

その点、私ね、こういうことは言いたくはないんですけど、いざって時にモノは何が必要か！！ってことじゃないですか。それが価値てもんです。ちなみに海上自衛隊では大きくって、陸上と航空では小型になりますの。

クッキー夫人：先程、神の信託って言いましたでしょ、アレをはっきり言いますとね、糖分、油脂分併せて40パーセント以上のモノだけがクッキーを名乗ることが出来るんです。

そして見た目が手作り風であることですよ。

乾パン婦人：それって、判断基準が曖昧ですわね。

クッキー夫人：そりゃあ、珍しく同意しますわ。手作り風と栄養過多な感じに違和感を覚えるわ。

乾パン婦人：あら、何時かしら？私、クラッカー夫人のパーティーにご招待されていて。

クッキー夫人：まぁ、奇遇、私もよ。それにしてもクラッカー夫人って、ヨーロッパ貴族風だけれど、アメリカ人らしいわよ。

乾パン婦人：パーティーでって、聞きますけど、正式な場ではお見掛けしませんわね。

クッキー夫人：あの方の名を聞けば誰でもパーティーを想像しちゃうけど、怪しいわね～。

乾パン婦人：ここはひとつ、共同戦線で、正体暴いてみましょうよ！！

クッキー夫人：面白くなってきたわね～。