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今日は建国記念日

登場モノ

イカ太郎:イカの妖精

その他魚介類の妖精たち

イカ太郎は村でも優秀な若者と評判が高かったけれど、シングルマザーの貧しい家庭で学校には通えなかった。海底仕事の帰り道、彼は釣り針に引っ掛かっている鯛に出会った。彼は器用なその足で針を外し、鯛を助けた。

鯛は竜宮城に努める役魚だった。彼はこんなに勇気と行動力のある若者がいるのかと驚き、乙姫様に報告した。乙姫様もそんなに貴重な逸材ならば是非と言う事で、イカ太郎は竜宮城勤めとなった。

竜宮城は鯛や平目を舞い踊りさせて税金の無駄使いをしていると非難され一部のウミンチュから反乱攻撃を仕掛けられた。この時、イカ太郎は得意の48手で反乱軍をイカせて鎮圧した。その手柄から国内軍総司令官となった。

しかし竜宮城の主要メンバーとなってみると内部の、特に乙姫の税金の私的流用は目に余るものがあった。乙姫は浦島との密会を楽しむために美白だ、御馳走だ、宝飾品だと言ってはウミンチュに過酷な税金を課した。これを見かねたイカ太郎は竜宮城に反旗を翻し、新政府を樹立。ウミンチュの自由と平等を重んじる画期的なイカ太郎法典を発表した。そしてウミンチュ投票により、竜宮城のエンペラとなった。

しかし竜宮城は浦島の策略により、攻撃され、多くの死者を出してしまった。イカ太郎はこの責任を取らされ、沈没船に幽閉されてしまう。何とか沈没船から脱出したイカ太郎はそのカリスマ性から、再びエンペラに返り咲くもまた監禁され、監禁先の海底火山でスルメ状態で亡くなった。若干51歳だった。


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