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詩 詩を書くこと その壱

詩を書くということは
承認欲求の墓場みたいなものだな
招き寄せられて
手繰り寄せられて
のこのこと行き着いた 
確かにそんな側面もあるかもしれないな
川沿いの道を歩きながらつらつらと考えていたら
突然 後頭部にひんやりとしたものが撫でていったので
ゾッとして振り返ると
街灯の上から一羽のカラスが私を見下ろしていた
濁った鳴き声で威嚇してくるので
舌打ちしながらカラスを睨みつけて
すっかり意気消沈して
セイコーマートで500円のワインを二本買ってアパートに帰った

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