【サッカー】浦和レッズ　リーグ第24節ホーム コンサドーレ札幌戦(2024.7.20)感想

「追い上げは見事。でも最下位相手に4失点での敗戦も事実なわけで…」

下位相手に勝ち点を取れない中迎えたホーム札幌戦は、3-4の敗戦に終わりました。

前半

前半はめちゃくちゃいい攻めからの関根のヘディングに始まり、伊藤や松尾の抜け出しなど、ちょいちょい惜しい場面が作れていて、集中力が高いわけではないけど、惜しいチャンスもあり、とりあえず早めの先制を願います。
が、何となくピリッとしないままいたずらに時間を消費してしまい、セットプレーからあっさり失点。そっから札幌に勢いが出始め、とりあえず耐えて最低限0-1で後半にとか思ってたら、まさかの2失点目。怒りを余裕で通り越して逆に冷静になって見てしまうと、どーにも選手の集中力が足りないのが気になります。
そのまま前半終了。さすがに誰もが納得のブーイングっすね。

後半

ゴロピカ中断で大幅に時間が空いたことが吉と出るか凶と出るか…な〜んて思ってたらあっさり失点してるぅ！さすがにこりゃ駄目だ…。
もうこうなったら、なりふり構わず攻めるしかねーだろっ！と思ったものの全然エンジンかからず、外から見てるよりもチームの状態というか雰囲気がよくないのかも…と感じながら見てたら、4失点目。うーむ、申し訳ないけど、傍目にはもはや監督を解任させようとしてるとしか見えない集中力のなさ。
ようやくここで4人替えと、とにかく点を取りにいくメッセージ性のある交代。正直遅え！けど、やらないよりはマシ！
ここで少し巻き返しモードになり、選手たちに火がついたように見えます。暑さやら何やら分かるけど、何で最初からこれをやんないんだろってのが正直な気持ち。そしてその流れの中、サンタナがコーナーから1点返します。
さらに小泉が中に入れたボールがサンタナから流れて二田がニアにぶち込み2点差に。さらにさらに井上が獲得したPKを伊藤が決めて1点差。その後も猛攻をしかけますが追いつけず、3-4で敗戦となりました。

試合後感想

追い上げは見事。でも負けは負け。ダントツ最下位で今季アウェイ未勝利の札幌に負けたのはアカンです。湘南、京都、札幌で勝ち点1なのも揺るぎない事実でごわす。
本間、二田は確実にチームに勢いを与えてくれ、単純にやっぱ若い選手はいいと思いました。堀内も着実に試合に慣れてきてるように見えます。小泉もプレーの判断がいい時の状態に戻ってきてる感じで、期待を持たせてくれました。サンタナはゴールを含め、惜しい決定機も作り、脅威となってました。一挙替えで入った4人はチームに力を与えてくれたと思います。

ヘグモ監督については、スタメン組&けが中の中心選手たちの心がガッチリつかめていて、勝ち点は取れていないけど、絶対これを続けていけばチームは良くなる、今は一歩ずつステップを踏んでいるんだと外からは見えない手応えを感じているなら、絶対解任すべきでないし、外から何と言われようがフットボール本部は監督を守るべきです。
でも、肝心の選手たちが半信半疑でプレーしていて、その結果が今の成績だった場合は、ちょっと難しい状態かもしれません。
今日の試合も、戦術面で劇的に好転したというよりは、試合に飢えてる選手のギラギラ感で追い上げられたように個人的には見えました。
後半4失点目まではホントひどくて、傍目に見てる分には色々気持ちが切れちゃってるように見えちゃいました。仮に集中していたとしても、それで最下位チームに4失点はそれはそれでヤバい気がします…。
とにもかくにも、選手が一番力を発揮できることが一番大事だと思います。現実的に今季もまだ5位ぐらいは狙えそうな位置にいるっちゃあいるんで、選手と監督がしっかり同じ方向を見て戦えてるなら解任はノー。てんでバラバラな方を見てるのであれば解任もやむなし。
ただし、気持ちがバラバラでも適切な監督を引っ張って来れないんであれば、改めてみんなで腹を割って話して、監督、選手、フットボール本部が全員同じ方向を見ることからやり直して、それをちゃんと提示するしかないと思います。