【サッカー】浦和レッズ　リーグ第3節アウェイ　コンサドーレ札幌戦(2024.3.10)感想

「うれしい今季初勝利！次はホームで選手の笑顔を見たいカモ」

アウェイでの札幌戦は1-0でうれしい今季初勝利となりました。

どーにも噛み合わない2試合を終えて、このまま行くのか、何かを変えるのかというところで、サンタナと松尾に代わって興梠&前田がスタメン。途中出場で流れを作っていた興梠と、初戦でインパクトを残し、誰もがスタメンを期待した前田なので納得です。

前半

序盤から浦和ペースが続き、特に前田が期待した通りのプレーを見せてくれ、良い仕掛けから何度か惜しいシーンを作ります。また、興梠効果なのか監督からの指示なのか、選手たちで話し合ったのか、どれかはわかりませんが、ボールを早く前に出す意識が高く、積極的な姿勢が見え、浦和の番記者さんたちがキャンプで見てたのがこういうサッカーなのかなと、ふと思ったりしました。
セカンドボールも取れる場面が多く、ワンプレーの強度からも勝ちたい気持ちが伝わってきて、前節のガッカリ感をかなり払拭してくれました。「頼むからこの前半で得点してくれ〜」と、98冬季長野五輪で原田が「船木ぃ〜」と願ったような気持ちでいると、前半30分過ぎに先制！前田のショートコーナーからグスタフソンがあげたボールを酒井が頭で叩き込みます。前田の判断、グスタフソンのキック精度、酒井の対空時間長いヘディングと、全部が素晴らしく噛み合ったナイスゴールでした！さすがキャプテン！

とりあえずそのままキープしてもらえればいいかな〜なんて思ってたら、まさかのショルツが負傷交代。重傷度が分からないので、とりあえず佐藤にやってもらうしかねぇっと気持ちを切り替え、画面越しに応援。終了間際に多少チャンスを作られたものの、1点リードのまま前半を終えます。

後半

選手交代無しでスタートしたものの、後半早い段階で前田が負傷交代…ショレ同様自ら交代を申し出ており、今後のことを考えると心配デス。同じタイミングで興梠もサンタナと交代し、こちらは恐らく体力的なものでしょうか。
その後はしばらく札幌ペースが続き我慢の時間になります。
西大伍のYouTubeを見て荒野や小林の印象もちょろっとだけマシになってたのですが、変わらず荒っぽいプレーを見てやっぱアカンと再認識。そっから松尾の仕掛けを中心に浦和もチャンスを作りますが、得点には結び付かず、札幌の三枚替えからまた相手ペースになってしまいます。
残り時間や疲労度から浦和も何となく1-0基本ワンチャン2-0狙いみたいな感じになり、耐え忍びタイムに突入。交代で入った大畑やサンタナ、岩尾はもちろん、スタメン組も懸命に走って体を投げ出し、勝利への執念を見せてくれます。そして最後まで耐えきり、1-0で今季初勝利を飾りました！ヨッシャー‼︎

試合後感想

試合内容に関しては、百点満点といえるようなものではありませんでしたが、1試合勝てたことでチームの雰囲気も落ち着くと思うので、本当に勝てて良かったです。
前節は始終ふわふわしてた印象ですが、今日は最後までホントピリッとしてて見違えました。試合後の酒井のコメントにあったように、何より一番大事な気合いが入っていて、戦う姿勢が見られたのが良かったです。ただ、まだまだマイナスがゼロになったかなという感じなので、こここら攻撃的なマインドや崩し切る力を積み重ねて行ってほしいです。

選手たちは今日はみんなが頑張ってたと思います。グスタフソンも守備時の粘りが出てきていますし、渡邊もだんだん攻撃時のコツをつかんでるように感じます。伊藤や小泉も戦えてましたし、関根も攻守に奮闘。酒井もダイナミズムが戻りつつあるように見え、マリウスも迷う前にボールを出せるようになり、ショルツ、西川も安定していました。
そんな中、やっぱり良かったのが興梠と前田。前半の良い流れを作ったのは、間違いなくこの2人だったように思います。興梠は、大事なのはシステムではなく、肝心なときにいるべき位置にいることや相手の嫌がることをするといった、サッカーの基本的なことをプレーで見せてくれたと思います。
また、前田はとにかく分かりやすくチームを引っ張るプレーで、矢印を前に向けてくれました。負傷交代が気になるところですが、最後のあいさつに出てきていたので大丈夫そうですかね？
あと、初出場となった佐藤も落ち着いていてすごく印象が良かったです（後半は守備の時間が多かったため、かえって集中して守りやすかったのカモ）。今度は恐らくスタートからなので90分でどれだけ集中できるか、浦和がボールを持てる展開でどれだけできるのかなど、期待したいしながら見たいです（ショレのけがの状態はホント心配ですが）。

次は湘南戦。ヴェルディ戦の塩試合を忘れさせてくれるような試合を見せてほしいです。