【サッカー】浦和レッズ ホームヴィッセル神戸戦(2023.11.12)感想
1-2で敗れ、今シーズンが終戦となりました。
今日は午前中で仕事が終わり、寒さに震えながらスタジアムに向かいました。
前半の15分ぐらいまでは、互いに五分五分の状況といったところで、何となく潰し合うような時間が続き、20分ぐらいの神戸のカウンターぐらいから、徐々に神戸ペースになっていったような感じがします。
その後、比較的神戸ペースで進み、何となく浦和は出しどころが無くて後ろに下げる場面も多く、また前半を捨てるのかと思いながら見てました。コンディションなのか戦術なのか、
シュートに持って行けるも展開も少なく、良い風に見れば集中力の高いしまった試合といえますが、単純な見方をすればシュート数の少ないつまんない前半でした。
個人的には、後がないチャレンジャーの立場の割に慎重な感じが納得いかず、正直なところ「またか」という思いでいっぱいでした。浦項戦では前半から良い入りをしたものの負けてしまい、「積極的に行っても勝てないのか」と負の感情が尾を引いてしまい、結局元の重心が後ろに行き過ぎてしまう浦和に戻ってしまったように感じます。
交代無しで始まった後半は、入りは期待感を持たせる内容でしたが、その後は五分五分のような感じで、お互い拮抗した展開となります……が、後半25分過ぎに左右に振られた結果、マテウス・トゥーレルにヘディングで決められ失点。勝たなきゃいけない試合で先制され、厳しい雰囲気がぷんぷん漂い出します。
浦和は失点後から明らかにセカンドボールへの寄せなど出足が良くなり、ボールを回すタイミングもワンテンポ上がります。交代で髙橋、中島が入った影響ももちろんあると思いますが、失点してから焦るようにテンポを上げるいつもの展開に、何でこれをもっと早くできないのかと、いつもと同じ思いが頭をめぐります。応援に力を入れなきゃいけない状況は百も承知ながら、追い詰められるまでテンポを改善できないチームにイラついてしまい、もやもやしながら見ていました。
残り10分を切ったあたりで、リンセンが岩尾に代わって入ります。中盤をすっ飛ばして前線勝負のような強引な圧力のかけ方は個人的には好きなので期待を持ちます。そして、カンテからリンセン兄貴、そこからカンテへとつなぎ同点に追いつき、スタジアムのボルテージは最高潮に達します。
それでもたたみかけることができず、ラストチャンスっぽいフリーキックの場面で西川が上がるものの競り勝てず失敗。カウンターから大迫に決められて逆転を許し万事休す。1-2の敗戦となりました。
試合後のネット記事などを見た感じ、西川が上がったのは個人的判断だったようです。ただ、個人的には仕方なかったように思います。久々に5万人行くかという状況で力も入ってたでしょうし、サポーターからコールされることも多く、勝ちたい思いが裏目に出てしまったような気がします。また、完全な邪推ですが、シーズンを通して攻撃陣にもっと点を取ってくれという気持ちもずっと持ってたんじゃないかなと思い、そういったものが全部合わさってのワンプレーだったように感じます(監督の指示を無視するのは絶対駄目だけど)。
問題なのはそこではなく、失点するまでの消極的な姿勢、今日の試合に関しては、リンセンの投入が遅すぎたことが要因に思います。
今シーズン通してのスコルジャ監督に文句はないのですが、勝ちに行く試合でいつものダメな前半の試合内容に対して、もっと早くリンセンを入れて前への矢印を向けるべきでした。
ゴールは奪えなかったものの、浦項戦でも積極的な姿勢でチームを前に向かせていたリンセンを後半頭、遅くとも60分過ぎには使うべきだったと思いました。
とにかくめちゃくちゃ悔しい敗戦で、試合後思わず口汚い言葉を発してしまうぐらいイラついてしまいました。ホームでたくさんのサポーターの後押しを受けて首位相手に挑む試合なのに、これでいいのかよと思ってしまう内容でした。もっと本気でゴールを奪いに行ってくれ…。
補足
選手たちのインタビュー記事などを見ていると、コンディション的にかなり限界だった様子でした。今ある力でできる限り戦ってくれたようです。一晩明けて、仕方ないかなと思えるようになりました。
と思ってたら、スコルジャ監督の退任報道もあり、マジかよ〜という気持ちでいっぱいに。ただ、試合後の率直な気持ちは上に書いた通りなので、消さずに残しておきます。もう頑張ってくれとも言えない状態なのは、色々きついですね…。
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