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転落人生〜転落までの序
こんにちは
nikosです。
社会人の話が途中ですがいつまで肝心なところに辿り着きません。
今日は転落までの序章の話です。
転落人生の現在地まで
不快な思いをされる方もいるかもしれません。
読みたいなと直感で思った方のみお願いします。
有料記事にしましたがそもそも誰も読まなそうなので無料公開してます。
紛れもない転落へのスタートの話です。
初めて読まれた方は下記の現在地の話を読んで頂ければと。
1.社会人6年目の当時
社会人になり6年目。
若手の社員も入れ替わりではありますが少しずつ増えてきた。
当然、自分たちが新人時代のように契約獲るまで帰れない。断られても何度も入り直させる。なんてこともなくなってきた。自分たちはあまりかわらなかったけど。
その頃は、自分がチームの頭にも立ち、新人たちがいかにやりやすくそして営業として成長できるかを考えていた。
自分が数字をこなすのは当たり前の話。
この頃は営業マンとしての大台の年収1,000万円も突破した。
一つの目標として本当に嬉しかったし、悔しくて泣いた日も、数字が上がらず苦しんだ日のこともそのときは忘れられたし、後輩、部下たちに一つの夢は与えられるのかなと思っていた。
営業というのは楽しくなるまでの道のりが長い職業だと、僕は思う。
そうなる前に多くはリタイアしていく。
僕は後輩や部下たちにそうじゃないんだよ、というのは今でも伝えたいと思っている。
2.≪天狗にならない≫
営業としてどんなに成果を出しても、契約を獲っても天狗にならないことだけは意識していた。
あくまで個人的にだが、そういった人が僕は苦手だからだ。
なぜなら先輩がそうだからだ。
まだ見ていない方はよろしければ1年目の話からどうぞ
僕は営業としてのスキルや才能もなかったし、芽が出るまで時間がかかったと思う。人よりも時間をかけたかもしれない。
先輩や上司に馬鹿にされることもあったし、笑われたこともあった。
ものすごく悔しかった。
むしろこの人がいなかったら成長はなかったのかも。
いつか絶対に認めさせたやると思っていたから。
ただ、この人と同じようにはなりたくなかったのだ。
まさに天狗になる人間の典型。
営業はすごく上手くて、契約件数もそれだけ数字は残していた。
唯一負けたくない人。
金に物を言わせたり、俺みたいになりたいだろみたいな、ひけらかす人で僕は部下に対して絶対にそんな接し方はしないと新人時代から思っていた。
自分は優し過ぎると良く言われた。
客観視すると八方美人な性格だと認識してる。
でも、仕事に対してそうではなくただ絶対同じようになりたくなかった。
とは言え、仕事に支障をきたすわけでもなくそれなり付き合ってはいた。
3.転落のはじまり
前述した彼とたまには飲みにいこうと毎日のように誘われていた。が、それとなく断り続けていた。
新人時代から毎日のように飲みに連れて行ってはもらっていたが、とにかく酒癖が悪い。トラブルも何度も起こしているし、一件二件三件と長引く。さらにキャバクラが本当に好きだった。
キャバクラもそれを好きな人を否定するわけではありません。
ただお互いの仕事を振り合ってどちらも成約頂いた日があった。忘れもしない金曜日だ。
お祝いだから、飲みに行こうと誘われ外注も巻き込んで4人で居酒屋で飲むことになった。
目標も達成したし、たまにはいいか他の人もいるしと。
2時間程飲んだろうか。
二人は明日も仕事だからと家も近く歩いて帰宅。
自分たち2人は代行を呼ぶが捕まらない。運が悪く1台しか捕まらない。
じゃ、もう一件だけ付き合ってよ。
それが最後だった。
1人取り残し帰るわけにもいかず、遅くともあと1時間経ったら帰ると約束して店を移動した。
するとそこから泥酔。
僕に至っては酔ってはいたが早く帰りたくてずっとそわそわしていた。
結局朝方の3時を回る。彼は酔っていた。
道端に寝転がり周りの人の冷たい視線が痛い。
代行もまたしても捕まらない。電話すら繋がらない。
最悪だ。
もうこの人とこれ以上一緒にいたくない。
車で5分だから送ってくれ
そう言って道端にまた寝転ぶ。
断り、代行に電話をし続けるも捕まらない。
30分程経ったろうか。
この人から一刻も早く解放されたい。
苛立ちと酔いで僕自身投げやりな気持ちになっていた。
結局押し切られ車に乗ってしまった。飲酒運転だ。
そして彼は後部座席に乗り込み僕にこう言った。
警察に捕まったら俺は寝たふりをする。泥酔した俺をお前が勝手に乗せて運転した。わかった?
耳を疑った。そんなこと言えるんだこの人は。
一生付き合いたく無いと思った。
そしてハンドルを握りパーキングを出て発進させた。
地獄へのスタートだ。
車を走らせ30秒ほど。後ろからパトランプが回る。
終わった。
見事酒気帯び運転で逮捕された。
さらに彼は有言実行だった。寝たふりをして警官からの声に一切反応せず、泥酔して意識のない男を演じた。
僕はというもの、頭が真っ白だった。
人生が終わる。積み上げてきたものが崩れる音さえ聞こえたようだった。
僕はというもの、意識のない男を車に乗せ勝手に家まで送ろうとした人間を演じた。
もう終わりだ全てが。
声すら出なくなった。
検査をされ、パトカーが帰り、彼は謝ったが僕が検査をしている最中は本気で寝入っていた。信じられない人間だ。
もう二度と関わりたく無いそう思った。
地方の営業マンとして免許をなくすことは死んだも同然。人生の終わりを悟った。
翌日、2人で会社に謝りに行った。
ちなみに彼は、この同じ過ちは2回目。
その時も自分は逃れ運転者のみ逮捕されたのだ。
笑ってしまう。
これが僕の転落人生の紛れもないスタートだ。
ただ、運転したのは自分自身。そこは彼が悪いのではなく僕が全て悪い。
それがわかっているからまた辛かった
この続きはまた。
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