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一度は耳にしたことはある「広角レンズ」って?

niko me Life運営のゆうたです。

写真を撮り続けているとある言葉を耳にするようになる。
「レンズ沼」...それはいったいどんな沼なんでしょう?


はい、この件りは以前にも見覚えがあるでしょう。笑

そう、現在niko me Lifeの中でも一番読まれているこちらの記事


「望遠レンズの魅力」あなたはどっち派?

運営SUBARUくんによる望遠レンズの焦点距離の違いによる画の写りについてをご紹介した記事なのですが、今回はその記事になぞらえて僕なりの続編ということで


目で見る以上に広く多くの世界を映し出す

「広角レンズ」


長らく間が空いてしまったものの、こちらについてより深掘りして行きたいと思います!

それでは、Let's Go !!

広角レンズが写し出す世界


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いかがでしょう?広角レンズは望遠レンズや標準レンズと違い、人の目で見えるのよりも広く写すことが可能なレンズで、見る人にダイナミックな印象を与えることができます。

また広角レンズ特有の効果としてパースペクティブ効果というものが存在します。

通称パースと呼ばれるそれは、レンズに近いものがより近く(大きく)、遠いものがより遠く(小さく)表現される効果で、これがあることによって被写体が同じ大きさになる点から写しても、標準レンズで写したものと比べて、2つの写真では全く異なる画が表現されるのです。

そんな広角レンズにも望遠レンズ同様に種類が多くあります。

今回はそのなかでもいわゆる超広角レンズに分類される14mmと一般的な広角レンズとされる24mmのレンズ焦点距離に絞って
作例とともにご紹介していきます。

24mmの世界

この焦点距離では広角レンズならではの広く写す表現ができると共に、比較的写真にパースがつきすぎてその画が破綻することも少なく、扱いやすい範囲の広角レンズなんじゃないかなぁと個人的には思います。

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標準ズームレンズの広角側スタートにも多く組み込まれる24mmという画角は、写真をそれなりに撮り始めた人なら一度は目にする機会がある焦点距離なのでは無いでしょうか。

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広角レンズにおいてはどのレンズも多少の注意点があって、それは前述したパースにより、見せたい被写体を画角の真ん中以外に配置した場合、やや不自然に湾曲してしまうという点にあります。

ですが24mmまでであればその湾曲もギリギリカバーできる範囲の湾曲具合かなぁと個人的には思います。

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ここに関しては撮る人、見る人によっても感じ方は違うので、事前にこういった表現をしたいから広角レンズを使う

という明確なイメージを持っておくことは大切かもですね。


14mmの世界

続いてはこちら。
先ほどのレンズよりもさらに超広角の14mmの焦点距離ではよりダイナミックに広い世界を表現することが可能で、上手くハマればこの超広角のレンズでしか写せない画も存在します。

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実際に普段の生活の中で目で見るよりも多くのものが画角内に表現されるため、無闇に使うとどうしても不自然な印象を与えることもありここは注意が必要です。

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ですが不自然ということは、それだけ普段では目にすることの無いものの表現が可能となるため、上手くハマればもうそれは人の心を強く打つ唯一無二の写真を撮ることもできるのです。

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またパースが24mmのレンズに比べ大きくつく分、周りの背景がより外に流れるように写るため、大自然や、開けた空で雲の形が綺麗な時などは周辺に写し込むことで、写真なんだけど今にも動き出しそうな一枚を撮ることができるのもこの焦点距離ならではの表現なのではないでしょうか。

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以上、望遠レンズに引き続き今回は広角レンズでの表現の魅力を、特にポートレートにフォーカスして紹介していきました。

今回ご紹介したものは24mmと14mmの表現の違いでしたが、ご覧いただいたように広角レンズはたった10mmの焦点距離の違いでこれだけ表現の幅が変わるのがお分かり頂けたと思います。
撮りたいものや、表現したいものによってそれぞれの選択があるかと思います。

新しいレンズの1本に広角レンズを考えている方に少しでもヒントになれば幸いです。


使用機材
BODY:Nikon Z6

LENS:NIKKOR Z 24-70mm F4 S
             SAMYANG MF 14mm f2.8

*model instagram

@lisa__blue__

@nancyyygram


ゆうた@aokichi_photo
神奈川県横浜市在住 /美容師の傍ら彼女やカップルをメインに”動画のような写真”を意識した写真を撮り続けている/ 本職ではサロンのwebページのヘアイメージフォトのヘアメイク、カメラを担当
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