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【読書感想文】「対話」ってよく聞くけど、そういう理解の仕方があるのね フムフム

さて、いよいよ初の本投稿。
どんな話題にしようかと夜も寝ながら考えましたが、3番目くらいに脳裏に浮かんできたこちらの話題で行きたいと思います。
その名もずばり【読書感想文】!!!

なに書くの?

これからコンサル業として食べていくのに知識のアップデートは必須!
昨年受験した中小企業診断士試験以降、学習習慣を無くさないことも目的の一つとして、お金をかけずに某図書館に入りびたりビジネス系書籍を読み漁っております。
(しかし、読むのが遅いのでそれほど進んでない…月2冊ペースかな)
そこで、読み漁った本をただ読んで終わりにしていてはもったいないような気がするので、読んでインプットした本の知識のアウトプットの機会をこのnoteさんに託そうではないかという試みです。

本投稿を執筆する目的は、

  1. 自分のために、読んだ本をアウトプットして忘れないため!

  2. 自分のために、読んだ本を振り返って理解を深めるため!

  3. 密かに誰かの読書の参考になったらいいな!のため!


今回ご紹介する本

今回ご紹介する本はこちら!
以前よりブログを愛読させていただいている「立教大学経営学部 中原淳教授」の著書。
「対話と決断」で成果を生む 話し合いの作法(PHPビジネス新書)

ちなみに、中原先生のブログは、組織論や人材育成に関して肩肘張らずにわかりやすい言葉で書いているのが読みやすくて、面白くて、腹落ちしやすい。私も学生時代はこんな先生のゼミに入りたかったなと思う次第です。

どんな本?

とはいえ、今回こちらの書籍は既に図書館に返却してしまったので私の脳内に残っているものを絞り出して記載して参ります。いやそれなんか違う!とかはご勘弁。

「対話」に対する誤解

基本的に現代の日本人は「対話」を誤解して認識しているとのこと。
「対話をしても何も解決しない」
「対話をしていれば全てがうまくいく」
「私は上手に部下と対話できている!だって彼らは何も反論しないもん!」

とばかりに、対話に対する誤解や苦手意識や苦い思い出なんかがあるようで。

その背景には幼少期の学校で、最も民主的とされる「多数決」というある種強引な意思決定が横行していることにも起因するとか。

話し合いましょう

声が大きい人「これはAだ!」
声が小さい人「(本当はBがいいな)か細いの声」
声が小さい人「(Cが一番なんだけどな)心の声」

多数決取りましょう

A5人、B4人、C3人

はい、Aに決定ね

いやいや、過半数反対してるじゃん!
こんな経験から、話し合いってそういうもんだという認識になっちゃってるとか。学校だけじゃなく、ビジネスシーンでも割と思い当たる節がありますな。

じゃあ、「対話」って何さ!

この本で示されていたのは、自分の思考を相手に示し、相手の思考を自分に入れることで、両者の考えを互いに理解すること。
あくまで相手の意見を変えることが目的ではなく、両者の思考を相手が理解して、他社の意見を理解してお互いのズレを確かめ合うこと
下の図がわかりやすいですね。

出典:話し合いの作法(PHP出版)中原淳著

相手はBって考え方なのか。その意見は私の中になかったな。よし!Bという考え方を自分にインストールしよう(=A+b)となる。
それを踏まえて、それでもAがよければ意思決定(決断)する場合にはAを進めるけど、でもbがインストールされた私は以前の私ではない。ちゃんとBも考慮に入れた意思決定になる(はず)。
しかも、もし参加者全員の意見を反映させたらA+b+c+d+… の自分がいるわけで。より多くの参加者のコンセンサスを得られる、確度の高い意思決定ができるようになりそうな気がしなくもない!
てなわけで、しっかり「対話」をすることがより良い「決断」の近道である。書籍内ではそのお作法についても教えてくれています。

なにを思う?

この「対話」に対する認識って、今のビジネスマンはどれほど持ってるのかなぁと思いましたよ。自分含めて。
会議においてリーダーが正解(と思しきもの)を知っていて、リーダーが望む方向に「決断」してしまう光景をこれまで幾度となく見てきました。(自分含めて)
でも、VUCAの時代、何が正しいかなんてわかんない。
リーダーだって間違えることもある。いや正解なんてわかるわけもない。

そんな折、新入社員が見た事実をもとにした意見が未来を創造する新たな価値につながる貴重な意見になるかもしれない!
それを捨てずに拾い上げることがこれからは必要なんだろうなと思いました。より良い経営をするにしても、より良い人生を送るにしても。

まとめ

結局この「対話」ってめんどくさいし時間がかかるものだと読んでいて感じました。でも、これからの時代そこをめんどくさがっていていいのか?

いやいや良いわけないっしょ。
多様性の時代、多くの人が幸せになるための責任を経営者は負わないといけないでしょうし、私自身も大人として、他社を尊重することは必要かなと。
この考え方を自分でも実践せねばと決意を新たにしましたとさ。


こうして世界はどんどん良くなる!

※とりあえず仮の締めの言葉。そうさ、まだしっくりきてないさ。

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