医師の診察にYouTubeという強い味方
心肺停止などで、低酸素脳症として障害が残った患者さんに、素早く不自然な動作をとることがあります。
低酸素脳症後の方では、意思疎通が困難になっている人も多く、なんらかの大脳の障害によるものなのか、ちょっとわかりづらい場合があります。
あと、社会生活困難になっていると、医療者側に、その現象の原因を特定しようというモチベーションも失われているかもしれません。
ここであえて、症候として捉え、異常行動が何かを判定するようにするのは、結構大事なことです。
起きている現象をきちんと言語化せねば。。
低酸素脳症後の不随意運動(ミオクローヌス)に
Lance Adams症候群というのがあります。
普通のミオクローヌスより速い動き、、に見えます。
僕の経験した患者では、心肺停止後、低酸素脳症になってから、数年経ってやっと診断され、クロナゼパムで著効ました。
で、決め手となったのはYoutubeの動画でした。
普通の医者は、不随意運動など見る機会などなく
目の前の運動が一体なんなのか、パッと判断しづらいです。
Youtubeでは、教科書で読むより、百文は一見にしかずで、
パッとわかるのでおすすめです。