命を左右する医療設備の格差

クリニックや病院によって、設備が違います。
特殊な手術をする機材ではなく、
血液検査、超音波、画像診断の検査、心電図といった一般的な設備でも、
揃っていないところがあります。

血液検査でも15分で結果が出るところもありますが、
朝に検査して、昼まで待たないといけないところもあります。
このくらいの遅れだと、慢性疾患やがんのチェックでは問題ありません。

しかし、病気が感染症、心血管系疾患では命取りになることがあります。
(トロポニンとか)

また、血液を会社に送って検査しているところでは、
送るまでに血液の一部が変化してしまい、本当は正常値なのに異常値になってしまって、病気と診断しそうになったこともありました。

一部の詳しい検査ができないために、検査できる医療機関に紹介受診しなくてはいけなくて、
その間に病状が進行したり、時間が経ってしまって、治療の適応時期を過ぎてしまった例も見ました。(超急性期脳梗塞のtPA治療など)

名医に出会うより、自分の体を診てもらうのに必要な設備が整っているか、結構大切かもしれません。