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目的を達成する裏方オブ裏方を目指して #仕事のポリシー

現在市役所に勤務していて、今年度で社会人10年目になります。

市民のみなさまの幸福を目指して、裏方としてできることを意識して、日々業務を行っています。

その思いを強くした出来事があります。


3月までいた部署、生涯学習課で、コロナ禍で職場体験ができなくなった代替として「PBL授業」を導入しました。

地域企業のみなさまが授業に入り、企業紹介をしたあと、課題を生徒に投げかけて、生徒は課題の解決策をグループで提案をする、といったものです。

授業のメインは企業講師と先生方、そして生徒のみなさんで、授業の進行に悩んだら、コーディネーターのみなさんが相談に乗ります。

わたしは、授業の予算管理や、記録写真の撮影、報告書の作成などがメインで、表に立つことはほとんどありません。

ただ、現場の先生方から「総合の時間どうしよう…」と相談もあり、「コロナ禍だからこそ生徒のみなさんに楽しんでもらえることをしたい」と考えた結果、予算要求を上司に提案して、実施することができました。

「生徒のみなさんや先生方にコロナ禍でもできるキャリア教育を提供したい」「地域企業のみなさんの人材育成への想いに応えたい」という意識をもって、裏方としてできることを精一杯行いました。

この経験があって、「裏方オブ裏方を目指そう」と思いました。


4月に異動があり、学校教育課に配属となりました。

対象者が市内全児童生徒7,000人プラス先生方と非常に多くなっていて、予算もその分多くあり、結果、支払伝票作成や報告物などの事務作業がメインとなりました。

前の部署は外勤が多く人と話し合いをしながら仕事を進めていたのですが、今はデスクに座って黙々とキーボードを連打する日々に変貌し、正直しんどさを感じて、「裏方オブ裏方」の想いが薄れていました。

ある日、その思いが変わった出来事がありました。

児童生徒へ教科書を配る手続きも担当しているのですが、虐待関係での手続きをした時がありました。

その時に、今までシステムを使って数を管理するだけだと思っていた教科書の作業が、子どもたちが当たり前に勉強できる環境を整えるのに必要な作業だと気づき、「裏方オブ裏方」を思い出すことができました。


性格が、人の上に立つよりは、上に立つ人を側で支えたい方なので、市民のみなさまの幸福を陰で支える公務員の仕事は向いている、天職だと思っています。

目の前の膨大な作業に追われても、俯瞰して目的を考えることを忘れずにいることで、「裏方オブ裏方」を目指していきたいと思います(^^)/



ただやはり、決して多くはない人員体制で地域課題解決に取り組むためには、もっと地域の方々に協力してもらう必要があるし、そのためには対話をする時間が必要だと思っているのですが、あまりにも事務作業が多くてその時間を取れていないので、こういうところをDXという視点で解決して、時間を生み出す必要があるんだろうなぁと思っています…。

もっと児童生徒のみなさんや現場の先生方、地域の方々と対話をする時間を、DXを意識して作る。あとは、やらないことを決めて時間を作る。

わたしにもできるDXを考えつつ、「住民サービスの向上」という目的を忘れないようにしながら、「裏方オブ裏方」を目指して日々の業務を楽しんでいこうと思います(^^)/


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