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雑談(承認欲求、創作で結果を残すこと)

ツイッターで女性がホストに行くのは性欲でしょ?みたいなツイートを見た。このようなテーマの言い争いはツイッターではよく見かける。それに対してそれは承認欲求だと言ってる人を見た。なるほどなぁと思いつつ、それを性欲って言うんじゃないのかなとも思った。

承認欲求についての文章を書きたいとずっと思っていたけれど、なかなか言葉にできなかった。欲求って一貫性がないし、そのときそのときで考え方が変わってしまう。それでも一貫しているのは承認欲求なんていらないという考え。

ずいぶんと簡単に承認欲求を満たせる時代になったと思う。このnoteだってそう。私のささやかな承認欲求を満たしてくれてる。noteは自分のために書いているのだ、というのが前提であるのに、外に公開してしまっているのは承認欲求を満たすためである。

そういう自分の欲求に気持ち悪さを感じながらも、書かないよりは書いた方がいいと思い承認欲求に従っている。外に公開しているせいで書きにくいこともある。それでもささやかな承認欲求を実らせてくれる方が精神的にも健康なので、公開しない文章というのはなかなか書けない。スマホゲームとかでよくある、エネルギー回収みたいな感じでnoteの通知を開くのが日課になっている。

相手が必要な欲求はすべて失くしたいと思っている。それは依存につながるし、他人への依存ほど不健康なものはない。そういう意味で言うとSNSは矛盾しているようで矛盾していない。依存しているのはいいねの数や文章であって、画面の向こうの他人じゃない。

小説を書き始めて、SNSを通して知り合いがたくさん増えた。小説だけが私をそことつないでくれて、小説を書かなくなったらつながりは切れてしまうと思った。実際小説を書かなくなっていなくなった人はたくさんいた。

いまでもときどき何のために書いているのかわからなくなる。書かなきゃと思って書いたものは総じて面白くないから。誰かのために書いているようじゃダメなんだと思った。人間は一人で生まれて、一人で生きて、一人で死んでいくのだから。

でもずっと一人でいると「ちょっとこのままじゃ危ないですよ」みたいな信号が脳から届く。希死念慮だったり寂しさだったり、いろいろ。そのたびにやっぱり一人じゃ生きられないのかという結論になる。このnoteでも何回これを書いたわからない。

monogatary.com(以下モノガタリー)という小説サイトの文藝とのコラボコンテストに夏くらいに応募していた。結果はダメだったけど、一次選考だけ突破していたらしくうれしく思う。50/800に残ったらしく数字だけ見たら、やるじゃん私と背中をポンと叩きたくなる。

ずっとモノガタリーで書いてきて、一番自分向きのコンテストが来たと思った。ずっと向いてないなぁ思いながら書き続けていて(エンタメ的なストーリー小説は苦手で)、でもネットの小説投稿サイトなんてどうせどこも一緒だろうと思いながらやってきた。居心地が良かったし。

でも最近ぽつぽつと賞を取るまではいかなくても、最終選考に残ったりなぜか結果が出てきた。昔から書いてるものは変わらないつもりなので、小説を書くのが純粋にうまくなってきたのかなと思ってる。

結果を残すために小説を書いてるわけじゃない。これは絶対にそうで、だからここまで(4年ぽっちだけど)続いたのかなとも思う。でもこの結果が思いのほかショックでちょっと落ち込んでる自分がいて驚く。

今年(去年?)は大学四年で節目でもあったから、卒業制作みたいな気持ちで書いたのを思い出した(大学は全然関係ないところに通ってる)。二つ書いて、一つはこれまでの自分の創作の集大成のようなもの。簡単に言えば処女(童貞)小説のようなもので、ここで書けないものを小説にお願いしてる。

二年くらい前まではずっと自殺をテーマに小説を書いてきた。それをテーマに長編を三つくらい書いた。そのうちのどっちかは文藝の新人賞に出したはず、結果は見てない。その長編の三つ目で自殺と向き合うことができて、私の中でそのテーマは完結したんだと思う。だから最近は人が死なない。

同じ理由で私がここ数年テーマにしてきたものはあれを書いたことで完結したのかなと思った。あの夏以来ほとんど小説を書けてないのは、書くべきことがなくなったんだと。

二つ書いたと言ったけど、その二つ目は自分の中では挑戦的なもの書いた。一つ目が書き終わって、ぼんやりしてたときに急にエンジンがかかって書き始めた。結果的に一次選考を通過したのはこっちだった。

私としてはやっぱり一つ目を推していたのでもやもやしてる。でもたぶん明日には忘れてる。私は過去に書いたものに思い入れが基本的にはなくて、コンテストで落選しても、あれダメだったんだくらいにしか思わない。

それでも思い入れが強い作品もあるから、私の夏に書いた作品たちは思ったよりも重要なものだったのかもしれない。最近ようやく小説を書けるようになってきて、死ぬまで書き続けれたらこれほど幸福なこともないよなぁという気持ち。

マシュマロ


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