食感の秘密
昔ブログに書いたし、ラジオでも言ってみたけど、人が美味しいと思うものには共通点がある。
一言で言えば、「層」。
「爽」ではない。
(美味すぎる、愛している。)
美味しいものは全て、歯で層を突き破る構造をしている。
例えば、おにぎり
海苔を歯で突き破るという構造。
クロワッサン
アホほどの層で構成されている。
他にも、カラアゲ、コアラのマーチ、ウインナーなど、世の中の美味しいものは全て歯で層を突き破るという構造を持っているのだ。
寿司だってそうだ。魚を歯で突き破る。
ステーキも、肉の表面を焦がしてカリッとした層を作る。
タマゴヤキも層、カツも層、テンプラも層。
人がミルクレープを見てたまらんと思うのは、山程の層が丸見えだからなのだ。
人は歯で層を突き破る時、快感を覚える。
実は理由も考えた。
むかしむかし、人類が誕生したての頃。
人類は食べ物に困っていた。
ウホウホ言う事しか出来ず、草くらいしか食うもんが無かった。(草生える)
みんな栄養失調だった。
毎日食べ物を探して歩き回る中で、たまーに見つかるご馳走があった。
そう、木の実である。
栄養にあふれた木の実は、当時本当に本当に貴重なもので、見つけた人類は大喜びで木からむしり取った。
そして大急ぎで一口、ガブリとかぶりついた。
その時、、、、、、!!!
歯は果物の皮を突き破った。
そう、人類はあの喜びを忘れていないのである。
なかなか説得力があると思ったんだけどどうだろう。
最後に一つ言いたいのは、カツを横向きに食べるヤツはナンセンスって事です。
衣を歯で突き破れないからね。
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