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コミュニケーションを大切に、仕事と子育てに向き合う社員

ご乗車ありがとうございます。日本交通(株)新卒採用担当でございます。

会社選びをする中で「長く働ける環境なのだろうか」「ライフイベントが発生した時に自分のワークライフバランスはどのように変化するのだろうか」そんな疑問を持ったことはありませんか。

今回は、タクシー会社で働く新卒社員のライフイベントと仕事における変化をご紹介いたします。

福利厚生が気になる方や、長く働きたいと考える方は必見です!

今回のゲスト:
最上 史織
2016年 日本交通入社、三鷹営業所に配属
2017年 新卒採用担当に異動
2017年 三鷹営業所で乗務員として勤務している方とご結婚
2018年 お子様の誕生
2019年 職場復帰
2022年 HRM(ヒューマン・リソース・マネジメント※)へ異動
※HRM…新卒社員のキャリア構築や働き方の多様性を広げるために2022年7月に新設された部署。

妊娠前後や出産前後のエピソード、現在の子育てと仕事の両立について、経験者にしか語れない内容を伺いました。

妊娠後の周りの支えや反応など

最上 妊娠して5か月ほどするとお腹も大きくなりはじめ、当時は自分の身体の変化に日々驚きながら生活していました。新卒採用担当(当時)として外部で行う合同説明会の運営なども徐々に難しくなり、同じ部署の身近な人達にはたくさんご心配もかけたし、温かいサポートもいただきました。

おかげで孤独感は一切感じませんでした。子供が出来たということを共に喜んでくださった方、温かく見守ってくださった方、言葉をかけてくださった方がたくさんいて、感謝で一杯でした。

正直なところ、妊娠を知った当時の自分自身は「仕事に穴を空けてしまうのではないか」「迷惑をかけてしまうのではないか……」と思って必要以上に怖がっていたんだと思います。その分、職場の皆様が嬉しい話だと言って迎えてくれて、すごく安心したことを覚えています。

産休や育休について

※日本交通の育休・産休制度については以下の記事をご覧ください。

最上 会社の制度や社会における制度を利用して私が個人的に感じたふたつのことがあります。

まずひとつは、制度などを事前に知る・理解しておくのはとても大切です。(当時の私自身は恥ずかしながら非常に無知で、「育児休業」という制度理解が自分事になったのはいざ妊娠して以降……という体たらくでしたが)。

たとえば2022年10月には育児休業法が改正されましたよね。子育てに向かうパパ・ママにとっては重要な改定だと思うので、今のうちからアンテナを立てておくことをおすすめします。(編注:育児休業法改定情報については記事末尾に掲載)

生まれてきた我が子はどんな性格をしているのか。主人は息子をどんな顔をして見ているだろう。主人と私と息子は今、一緒にどんな日常を送っていて、これからの私たち家族には何が必要なのか。

そういう視点から家族のルールや答えが見えてくるもので、一番見落としてはいけないことだと感じています。私が今、日本交通で働いていること、それは家族と、そして自分自身と日々向き合う中で見えてきた答えだと自信を持って言えます。

職場復帰について

最上 実は職場復帰についてはほとんど迷いはありませんでした。育児休業をいただいている間に、自分がどれだけ仕事と会社が好きなのかは痛感していたので(笑)。

主人は乗務員として3年以上の経験があり、営業も安定していましたし、家事や育児への協力体制は想像以上でした。そういう主人の生き方や姿勢も、復帰を迷わない理由のひとつです。

何より息子の元気さには背中を押されました。風邪1つひかない、よく笑いよく食べよく寝る息子のおかげでもあります。

たくさんの支えがあって職場復帰をし、再会した会社の方へご挨拶した時には、温かく「おかえり、待ってたよ」と言ってもらえたのを覚えています。この言葉が本当に嬉しかったです。感謝しかありません。

今現在の子育てと仕事のバランスについて

最上 タクシー乗務員である主人の働き方は、一日朝から晩まで仕事をしている「出番」と、翌日はお休みになる「明け番」と休暇日の「公休」とで構成された隔日勤務の形態です。

息子の保育園は7:30から18:00までが基本で、延長保育が18:30までです。

そのため、主人の乗務日(出番)とお休みの日(明け番・公休)とで、私の動き方が変わる形になります。

主人が乗務の日は、息子の保育園送迎は行きも帰りも私が行います。7:30に息子を保育園に送り、9:00に出社、17:30頃に会社を出て18:30の延長保育に間に合うように迎えに行きます。帰宅後は夕飯の準備や家事を行い、明日の保育園の準備をして一日が終了します。

主人がお休みの日(明け番・公休)は、保育園の送り迎えは主人にお願いしています。その日の夕飯の準備や家事なども主人が担当。つまり2日に1回担当が完全に反転する形です。……と、そんな訳でなんと主人は私よりも家事と料理が上手になりました……。

今私が送っている日常は、家族や主人の支えがなければ実現されない日常だなと思います。

ただ、このルーティンを聞くと、人によっては「家族全員の時間ある?」と思う方もいらっしゃるかも知れません。

しかし、体感としては逆なんですよね。

私も主人も、息子の生活を第一にしつつ、家族みんなで目の前の状況に向き合い続けて今があります。

前日に保育園の準備を済ませたり、キッチンは常に料理できるように整理整頓していたりと、次のアクションがスムーズにできるようにお互いが配慮し合わなければ、この生活のバランスって実現されないと思うんです。

前日のパートナーの行動が、次の日の家族の過ごしやすさになるので、お互いにしっかりと協力体制が出来上がっているなと感じています。

夫婦の仕事が休みの日、土日などは家族全員で過ごせる日になるので、とても大切に、こだわって過ごしています。
主人が料理好きなのもあって、外食に行くよりも、家で全員でご飯を囲むことが多いですね。
いつも以上に家事をして、過ごしやすい家づくりを家族全員ですることが趣味になっています。

息子さんの様子について

最上 2日に1回、母(私)か父(主人)が家にいる状況であり、主人も子煩悩な人なので、我が家は母も父も両方が息子のことを熟知していて、息子もどちらかにベッタリに偏ることもない、という特徴があると思います。

2日に1回、パパが息子を見てくれているという安心感は是非多くの人にお伝えしたいです。働くママにとっては2日に1回はしっかりと仕事に集中できる環境が作れる安定感はスゴイですよ。

タクシー会社で働く両親を近くで見る息子さん

最上 発語する過程の初期段階に「ブーブ」があって、次には「タクシー」が出てきたんです。感動しました。

タクシーの仕事は、息子からすれば父親がやっている仕事でもあり、母親が夢中になっている仕事でもある。素直に「タクシー=かっこいい!」という認識を持ってくれているのが嬉しいです。

私たち自身のこの仕事、会社への誇りがそのまま息子へ伝わっているなと感じます。父親がタクシーを運転する姿、母親がタクシーについて話す姿、この2つが息子の視線の先にはあるので、気付いたら息子は車好きな少年になっていったように思います。

これからの家庭と仕事について

最上 やっぱり家族は第一です。まずは健康第一、そして息子がやりたいと思うもの、明るいと思う先、そういった領域へのチャンスをつぶさないようにサポートして伴走していきたいなと思っています。

これからも目の前のことと向き合い続けながら、家庭も仕事もみんなで楽しく過ごしていきたいです。

そうしたポジティブなモデルが日本交通新卒にも続々と生まれているように感じます。新設部署のHRM(ヒューマン・リソース・マネジメント)でも新卒社員のパパ会やママ会のような、情報共有のような場を作れたらいいなと思っています。

読んでくださる方へ

最上 きっと長い記事になってしまった予感がしています。読んでくださった方、記事を書いてくれるnote担当の前田さん、ありがとうございます。

日本交通は「人」に強い会社です。

今の部署でも色々な形で「人」に関わる数字や満足度等を知る機会がありますが、人間関係満足度、公表したいくらい高いです。私も人生をもって、良い人、良い環境に出会えたと言えます。

今回は私のケースをそのままお話した形なので、情報としては「とても小さな、たったひとつの出来事」ではありますが、この記事がどなたかの勇気に繋がっていたらいいなと思います。


最上さん、これまでの経験をまっすぐなお言葉で教えてくださりありがとうございました。
これからも笑顔溢れる家庭、笑顔溢れる仕事にしてください。

育児休業法(2022年10月施行)に伴って新設された制度
出生時育児休業(産後パパ休業)
対象:育児のために休業することを希望する従業員(日雇従業員を除く)であって、産後休業をしておらず、子の出生日または出産予定日のいずれか遅い方から8週間以内の子と同居し、養育する者
期間:子の出生後8週間以内のうち4週間(28日)を限度とする
※さらなる詳細は人事担当にご相談ください。

※大前提人によって感性が違いますので、各制度が自分の生活スタイルや仕事スタイルに合う/合わないは個人差があります。
あくまで一社員の場合という形でご覧ください。
※取材は2022年9月に行いました。

Interview/Text:Maeda


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