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子どもの英語学習めぐり(前編)

試しては挫折してきた息子の英語学習。
色々と頭を悩ませてきた記録です。

英語との関わり

息子は2-3歳の頃タイのインターナショナル幼稚園に通い、先生がオールイングリッシュという環境を経験しています。

ただ、当時の息子はしゃべるのが遅かったのもあり、英語どころか日本語もほとんど喋りませんでした(喋っても母親以外には理解不能)。
インターとはいえ日本人の多いタイだったので生徒は8割日本人で、少し喋れる子が日本語で助けてくれていました。

それでも食いしん坊だった息子は、
”Yammy!”、”Water,please”、"SnackTime!"などの言葉は発していてそれはそれは可愛かったんです(親バカ)。

せっかく海外で生活するという体験をしたんだから、帰国しても何らか英語に関わらせたいなぁ。
そんな想いから帰国後、子どもの英語学習リサーチが始まりました。

探すときの指標

私の英語熱が上がったり下がったりしたので、タイミングはバラバラでしたが、一通りの英語系サービスは試してきました。

探すときの一貫したポイントとして

・実践的な英語を身につける(not for 受験)
・英語が好きになる
・続けられる

の3つを重視しました。

もともと日本の教育システムに懐疑的だったこともありますが、息子は生まれ年的にちょうど英語の教育要項が変わるタイミング(小学生から教科になるとか、受験のポイントが変わるとか)だったので、ものすごい数のDMがきたんです。

これからの受験はこう変わる!備えた英語学習を!

新カリキュラムに徹底対応!新時代の英語学習!

とかね。正直言われれば言われるほど引いちゃいまして。
親の不安を煽っている感じも嫌だったし、英語さえできればうまくいくほど受験も世の中も甘くないやろ…みたいな苛立ちも感じました。

さらに、私自身が学生時代英語が嫌いで、長文を読むと蕁麻疹が出るほどだったので英語を好きになってほしいと切に願っていた。
まぁこれは親の押し付けですね。

でも楽しくないと好きになれないし、好きじゃないと続かない。
大事大事。

実際に色々試した結果を書きます。

町中の英語教室

これは息子が3-5歳のときに体験教室を3つほど受けました。

日本人の先生、ネイティブの先生、両方ミックス…どれもイマイチでした。

というのも、どれも週に1〜2回、30〜40分しかないんです!
海外で1年オールイングリッシュ環境にいてもYammyだけなのに、これっぽっちで英語が身につくわけがない

英語が楽しい・好き!という感情は身につくかもしれません。他の子より単語やアルファベットを早く知ることで、得意意識が生まれて小学生になってから伸びるかもしれません。
でも、これだけで話せるようになれることはまずない。
ないのに結構な月謝を払う、、、コスパが悪い!!

早々に諦めました。

英会話教材

DVDやCDなどの英会話教材もお試ししました。息子が5−6歳の頃です。
かの有名なディ○ニーとか、べ○ッセとか。

まず、ディ○ニーは価格的に無理なうえ、映像もイマイチだったのでやめました。親がこれ以外見せないという固い意志をもって乳幼児から見せてれば別だけど、5歳からじゃ無理でしょう。もっと面白いアニメ見たがるよ。

ベ○ッセの方は、しま○ろうのはいまいちだったけど、Worldwidekidsというのが中々よくて購入しました。総額20万くらいしたんだけどね。

当時、事情があって息子が3ヶ月ほど保育園に行けず引きこもるしかなくなってしまい、多少のコストを掛けてもお家時間を充実させる必要があったのが一番の購入理由です。
あとはオールイングリッシュだったのとフォニックスなど実践的な内容が多かったこと、体験DVDの食いつきが良かったこと。

これはそれなりに効果を感じて、英語の歌を歌ったり、英語で返事したり、フォニックスもなんとなくつぶやいたりというのを半年くらいやってくれました。

ただ、やっぱり受動的というか、見ているだけなので飽きてしまい徐々に頻度が減ってしまいましたね。
4つ下の妹のほうが長く楽しんでくれたけど、1年もしたら「ねーあれ見ないの?たまには見なよー!」と私が促すようになってしまいました。

本人がやりたがらないと意味ないな…と思い直しフェードアウトしました。
(20万円の価値があったか?は疑問ですが半分くらいは売れたからよし)

英語アプリ

小学生になってからはiPadを与えていろんな学習アプリを試しました。
ITリテラシーを高めるためには、まず知ることが大事。
息子が入れたいアプリを探し、私がチェックして「これは怪しいし課金が必要だからやめよう」とか相談しながら決めました。英語に限らず。

いくつか無料アプリをいれて、面白い・効果がありそうだと感じたら課金することもありました。
でも子どもにとって面白いものって、英語が楽しいじゃなくてゲームが楽しいなんですよね。往々にして。

ゲームとしては楽しそうだけど、せいぜい単語を覚えられる程度。
話せるようになるには程遠いと感じました。

オンライン英会話

満を持して試したのがオンライン英会話。
やっぱり話せるようになるには双方向でないと。でも週イチの教室ではコスパが悪すぎる。

コスパよく英語漬けになれるのがオンライン英会話では!
と考えて(当時私も同時並行でオンライン英会話渡り鳥していたこともあり)いろいろ試しました。

日本人講師、フィリピン人講師、欧米人講師。
グループレッスン、プライベートレッスン、親子レッスン。

どれもだめでしたーーー><

理由はこんな感じ。

・始まる前に「めんどくさいからやめる」といいだす
・ついていけなくなったら変顔してごまかす。
・画面を勝手に閉じて終わらせる。
・相手が日本人の先生だと「知らねーし」「わかんねーし」を連発…。

当時小学2年生だったんですが、人見知りもあり、プライドもあり。
英語=勉強、嫌なもの になってほしくなかったので、本人のモチベーションが上がらないならどうしようもないな…と挫折しました。

まぁね、大人だってオンライン英会話続けるのは難しいですよ。
私もいくつか挫折してしまったので気持ちはすごくわかります。

夢でおわった留学

ここで諦めなかったのが私の偉いところなんですが、オンラインでダメならいっそ留学しちゃえ〜ってことで、フィリピンに短期留学にいくことにしました。親子でです。

別の記事にも書きましたが、SPEAというフィリピンにある親子留学専門の学校に惚れ込み、行くぞと決めたんです。
たった2週間で英語が話せるようになるとは思わないけれど、海外生活体験+英語漬け体験は息子にも私にも(おまけで娘にも)貴重な経験になるはず!

なにより海外旅行に行きたい笑

ということで決めたんです。行ったんです。

2020年3月に。

別記事でも書きましたが、到着した翌日にフィリピンのロックダウン宣言が出され、3日以内に帰国できなきゃ当分帰れないことになりました。

当時じわじわとコロナが広がって、欧米での感染爆発直前のころ。
え?やばくない?これ海外もやばくない?日本も来るんじゃない?という不安はあったけど、行かないほうがいいよという人はいない、そんな時期でした。(気をつけてね〜くらいの感じ)

実際、帰国するまで冗談抜きで胃に穴が開くほど大変で、「来なきゃよかった…」と死ぬほど後悔しましたがこれも別のところでいつか書きます(まだトラウマでうまく書けない)。

そんなこんなで、夢の親子留学は失敗に終わったのです。

あまりに大変だったので、それからしばらくは英語学習など考えられませんでした。

英語頑張ろう、なんて思っちゃったからこんな目にあったんだ。チャレンジなんか当分やめとこ、今年厄年だし…

すっかり小心モードで数ヶ月が立ちました。

偶然の出会い、感動の出会い

休校も開けた6月、息子がたまたまとあるアプリを入れたいと相談してきました。

この出会いが、息子の英語学習に感動的にフィットする奇跡のアプリだったのです…!(続く)

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