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お金の教育記録-0週目

元々の制度

それまでもちょいちょい「ご飯炊いてくれたら20円」「お風呂掃除したら30円」など報酬付きお手伝いをしてもらうことはありました。
でもあくまで「お手伝い」。本人が気が向いた時にやって、私もあげようと思った時にあげるだけ。
やったって数十円だしな…と思い始めた小4息子はどんどん手伝いをしなくなりました。

お金をもらって、それを管理する練習にはなってたと思いますが、効果は曖昧でしたね。

助走期間

今回の取り組みをスタートするに当たり、1−2週間ほど助走期間を設けました。

具体的にはこんな感じ。

ホワイトボードにいくつかの仕事を書いて、息子がやったら緑のペン、娘がやったらピンクのペンで丸をつける。

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何をすればいくら稼げるかを明確にして、週払いである程度の額をもらえる。

息子は「全部やったら1日で270円!?ってことは10日で2700円、1ヶ月で…」と皮算用してました笑。

良い効果

まずは良い方から。

5歳の娘は1週間で150円ほどのお金を稼ぎました!
お兄ちゃんより多かったこともあり鼻の穴を膨らませて大喜びです♪

早速お買い物にいこう!とお財布に入れてスーパーに行きました。
「働いて得たお金は使いかたも自分で決めていい」というルールが超絶魅力的だったらしく、あれもこれも買おうかな!と物色。

しかし有り金は所詮150円程度。

「コレ買える?」「買えるけどこれだと13円しか残らないね」と実際にお財布を出して使うお金と残りを見比べると
「うーん…じゃ辞める、違うのにする」

たかがこれだけですが私にとっては結構衝撃的でした。

娘が自制したのです。

イヤこれまでも何でも買い与えていたわけではないんですよ。
時々「1つだけ買ってあげる」ルールで選ばせてました。しかし選んだものが添加物たっぷりとかオモチャがメインの無駄に高いやつだったりすると私が却下してたので、超絶不満げになってました。そりゃそうだが、私そんなの買いたくないもの。
また「今日は買わない」という日は買い物自体に行きたくないと駄々をこねることもありました。

なんというか、物欲を抑えるトリガーが私の抑圧だけだったんです。自制心がない。

でも「これは本当に頑張った労力に見合うお菓子か?」を考えた途端に変わりました。

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親からルールを課されることなく、自分の意志で納得して決めた。購入したお菓子は「これ自分のお金で買ったんだ!おいしい!」と満足げでした。(添加物多めだったので私的には微妙でしたが…)

いつも「これはダメよ」「〇〇円以下で選んで」と他人にルールを課されていたら、いざ自由に使えるお金が入った時に見境なく使ってしまう物欲魔神になっていたかもしれません。

これはしょっぱなから素晴らしい効果だ!と感動しました。

意外と時間がない

この期間は、子どもたちに真意をはっきり伝えず、実験的にやっている期間でした。この時点でまだ私は本を読んでないし体系的な仕組みを考えていません。

そのため「仕事とは約束である」ことを伝えられておらず、ボランティアと同じでした。
つまり、やりたいときにやればいい仕組みです。

しかし、それだと子どもの脳内優先度は仕事をする時間<<<遊ぶ時間になります。そりゃそうだ。

息子は小4で授業数も増え、友達とも遊びたいしゲームもしたい。本や図鑑を読むのも好きだしハマっているアニメもある。
何より学校ではコロナで色々制限が多くストレスもあるだろうから、家ではのんびりして欲しい親心。

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娘も保育園で17時頃まで過ごしているし、平日の習い事もあります。

本には年齢と同じ数のしごとをさせると良いとありましたが、正直そんな時間はありません。
放っておいたら全然やらなくなるし「仕事やりなさい!」と喧嘩になったら本末転倒。悩ましいところです。

でも私の目的は仕事をさせることではなく、仕事を通してお金の教育をすることなのです。

「仕事する」→「お金稼ぐ」→「使う・管理する」→「学ぶ」←目的!

とはいっても、最初の「仕事をする」をやってくれなきゃどうにもならんわけで。

せめて1つ2つくらい、毎日やって習慣づけすればいいのかなー叱らず押し付けず…どうすればいいのか。

この問題は兄妹それぞれ意外な方法で解決しました。
次回、本格始動した1週間目の記事として書きます。


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