【2年前の日記やさん】11月10日

2022年1月に頒布した『東京には大阪より１６分はやく夜が来る日記』から、2年前の今日の日記を掲載します。

2021年11月10日（水）くもりのち雨　　大阪・笹

　　東畑開人『居るのはつらいよ　ケアとセラピーについての覚書』、読了。考えたことはまた、時間があるときに。
　昼休みに本を読んでいると、朗らかな上司に「いつも難しそうな本読んでるなあ」と声をかけられる。タイトルとあらすじを説明すると、からかい口調で「セラピストになるのか」と言われる。まったくそうではないのだが、本を（あまり）読まない人の反応としては、至極一般的だな、と思う。セラピストにはならないし、なれないから、セラピストの本を読んだりもしますよね。それが本、というか、他者の思考を追う醍醐味だ。

2021年11月10日（水）晴れ　　東京・音

　眠い。午前中の会議を布団の中で半分以上寝ながら聞く。午後になって起き出してくる。
スックのクリスマスコフレが届いた！　嬉しい。在宅勤務になってからこっち、デパコスをあまり多くは買わないようになったが、やっぱりたまに買うと、すごくテンションが上がる。週末には、これでメイクをして出かけるぞ……。
 
　夜、おでんを仕込む。冬だ。具は大根、こんにゃく、ちくわぶ、卵、さつま揚げ、ウインナー、木綿豆腐。概ね、実家のおでんの内容に準拠しつつ、一人暮らしなのであまり量が多くならないように、絞り込んだラインナップ。実家だと、これに豚肉串、じゃがいも、はんぺんとかも入ります。私はこんにゃくとウインナーが好き。本当はウインナー巻の方がより好きなんだが……。