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愉快な隣国

オランダでは、12月の終わり、クリスマスの直前に突然ロックダウンが決まりました。しかも国民はそれを政府からの発表、とかではなく、みんなテレビのニュースで知った、というお粗末な感じでレストラン、文化施設は全て閉鎖になりました。
オミクロンの波が始まってすごい勢いで感染者数が増えていて、病院が一杯になっちゃうから、という理由で始まったロックダウンだったので、住んでる友人は、ま、しょうがないかなぁ、もう冬休みだし、とりあえず数日こなして休んで様子見かな、と言っていました。みんな、そんな感じだったのかな。クリスマス、年末年始に閉めないといけなくなったレストランは大変だったと思うけど。というか発表が直前過ぎてきっといっぱい食材が無駄になってしまったに違いないです。

そんな感じで始まったロックダウン、4週間経って重症者の数は全然増えないし、いい加減にして!!っていうビジネス関係の圧力で終わったらしいのですが、文化施設は解放されませんでした。レストランやヨガスタジオや美容院は営業出来るのに、劇場やコンサートホールは閉まったまま。
そこで怒ったみなさん、考えました。

70を超える文化施設が厳しいコロナ規制のなか、開けることにしたそうです、ヨガスタジオ、美容室として!!

そこには椅子などが準備された空間があって、そこで髪を切ってもらっています。その周りには、待合室があってそこで待っている人たちを楽しませるために演劇やクラシック音楽が演奏されてるそうです。ちなみにそこは、元・劇場、もしくは元・コンサートホール。

あっぱれ!!!!愉快なオランダ人、健在です。

ちなみにファン・ゴッホミュージアムでは、ネイルをやってもらえるそうです。これはちょっと怖い。なんかどよーって暗い指先になりそうです。

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