一度諦めかけた新聞の習慣化を、僕が成功できた理由(かわごうさん・読みこなしコミュニティ参加者体験談)
昨年1,000名以上の読者が参加した日経電子版のオンラインコミュニティ「日経iThink!」。参加者の一人、かわごうさんにお話を伺いました。
日経iThink!とは:20-30代日経読者向けのオンラインコミュニティ。経済ニュースを読むことへの苦手意識を払拭したい方や、日経電子版での情報収集を仕事に活かしたい若手社会人などが対象。日経記者による書き方講座や電子版活用法セミナー、参加者同士の交流会などに参加することができる。2022年春に1~3期を実施した。 2023年春は少しリニューアルし、5週間のプログラムでアウトプットの習慣づけを目指します。4期生の応募受付は3月27日まで!
社会人になり購読スタート。
ー 日経電子版を読み始めたきっかけは。
学生の頃は、ニュースにあまり関心がなかったのですが、あるとき「そんなことも知らないの?」と言われたことがあって。さすがに社会人になったら常識的な教養を身につけたいと思い、大学卒業と共に読み始めました。「日経電子版を読む社会人はカッコいいな」とも漠然と感じていましたね。
ー 日経電子版を読み始めた時の印象はどうでしたか。
文章量が多く読み進めるだけでも大変だった記憶があります。始めのうちは毎朝30分から1時間程度、電車での通勤時間をあてて「朝刊の記事を全部読むんだ」と意気込んでいたのですが、目的駅に到着しても半分も読み終わっていない……なんてことはよくありました(笑)。
習慣化にアウトプットが役立った。
ー 読者コミュニティ「日経iThink!」に応募した理由は。
日経電子版を読み進めるのが難しく感じることがあったので、日経iThink!に参加すれば自信が付きそうだと感じて応募しました。参加者が同世代に限られていたことが安心感に繋がったかもしれません。
応募した時は、周りが知的な投稿をしているのに、自分は感想一行しか書けなかったら恥ずかしいなとか、他の参加者のレベル感についていけるかどうか不安もありました。
ー その不安は実際に入ってみてどうでしたか。
それが、意外と書けました! オンラインセミナーで学んだニュースの感想を言語化するコツを、投稿で実践することを心がけました。続けるうちに期待以上の良いアウトプットが出せるようになって「これが本当に自分が書いた文章か?」と驚くことも。
いい意味で他の参加者の存在を気にしすぎないことも大切です。投稿したこと自体が自分の成果だと考えていました。時間をかけて書いた投稿に対する反響が少なかったとしても、記事から得た学びの内容に変わりはない。プラスアルファで反応をもらえたらラッキーというスタンスでいました。
他にも、日経iThink!で受けたセミナーで「日経電子版に載っているニュースは必ずしも全部読まなくていい」と教えていただいてからは、プレッシャーから解放されて、自分がその時に欲しい情報に目を向けられるようになった気がします。
ー 日経iThink!参加期間中はどんな風に過ごされていましたか。
朝の通勤中に読んだ記事を使って、要約や感想を日経iThink!のワークスペースに投稿していました。加えて仕事の休憩時間に、他の参加者のアウトプットをチェック。中でも注目していたのは普段話す機会の少ない金融業界でお勤めの方のアウトプットですね。業界の人ならではの視点が入っていたりして、読んでいて気づきが多かったです。
商談で記事からのインプットが活かせた!
ー 投稿を継続することで感じた業務の変化は。
会議で出てくるニュースの話題に、積極的に加わるようになりました。昔は「そんなことあるんだ」くらいにしか思わなかった話題も「今朝の朝刊に載ってたやつですね」と即反応できるように。特に上司との共通の話題が増えたことは嬉しい変化です。仕事で様々な分野のお客様を担当するなかで、お客様先でも時事ネタを使ってアイスブレイクするようになりました。
例えば、製造業で考えると景況感の把握が重要になってきます。お客様の予算の増減があった時に「そういえばこういうニュースがあったな」と背景を考えたり、逆に「こういうニュースがあるからお客様にこのような影響が出てきそうだ」と予測を立てるようになりました。日々のニュースを点ではなく線で捉えることが出来てきている気がします。
ー 最後にこれから日経iThink!に参加する方にメッセージをお願いします。
ずばり、日経新聞を読むのを諦めた経験のある人、読み続ける自信のない人にオススメしたいですね。実は過去、ぼくもその一人だったんです。そんな僕も、コミュニティ参加から1年弱たった今も読み続けています。日経iThink!は気軽にアウトプットの練習や新聞を読み解く力を養う場です。現時点で経済やビジネスニュースの前知識がないことは問題ありません。日経を読みこなしたいという気持ちさえあれば、お勧めできるサービスだと思います。
※日経iThink!参加当時のニックネームを使用しています。
※インタビューの内容は、2023年1月現在の情報です。
日経iThink!の詳細はこちらのURLから。https://s.nikkei.com/3Fx1AnB