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Vol.63 金融リテラシー教育:金融庁の試み
2022年9月
先日金融庁より、金融行政方針の全容が公開されました。
・経済や国民生活の安定を支え、その後の成長へと繋ぐ
・社会課題解決による新たな成長が国民に還元される金融システムを構築する
・金融行政をさらに進化させる
上記3つを重点課題とし、取り組みなどを公表しております。
その中で「国民の安定的な資産形成の促進」するための「金融経済教育」の試みがまとめられています。
本日はこの「金融経済教育」の中でも興味深い取り組みをご紹介します。
先日小学生を中心に驚異的な人気を誇るドリルが金融庁とコラボし話題になりました。
https://www.fsa.go.jp/news/r2/sonota/20210318/20210318.html
このドリルの対象年齢は小学生のため、ご存じない方もいらっしゃるかと思いますが、古くから小学生に人気の「素材」を、学習ドリル化したものです。
早速コラボしたホームページを私の息子(小1)と一緒に閲覧してみました。
内容はクイズ形式で、身の回りのお金への関わり方・店舗運営を事例にとったお金の動き方にまつわることなどをとても分かりやすく紹介しています。
中には投資への考え方を説く項目もあり、資産形成を促す金融庁の姿勢が表れています。
息子ともクイズを解きながら、お金への考え方等を中心にディスカッションすることができ、とても良いコンテンツだと感じました。
そして何より息子が意外と金融リテラシーがあったことが新たなる発見でした。
※ちなみに2022年4月からの成年年齢引下げを受け、新成人向けコンテンツもリリースされています。
https://www.fsa.go.jp/news/r3/sonota/20220322/20220322.html
コミカルなキャラクターたちが借り入れやヤミ金トラブルの注意喚起をする動画コンテンツとなっています。
皆様も金融教育を考える参考にされてはいかがでしょうか。
■今週の執筆者■
久保田 紗知(ソリューション本部 アカウント第1部)
【お気軽にご意見、ご要望などいただければ幸いです】
日経リサーチ 金融ソリューションチーム finsol@nikkei-r.co.jp
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