【会話を目指せ】「AIが発展してきて、もはや外国語勉強しなくても良いのでは?」が間違ってる理由
アンニョン!日韓の架け橋になりたい男フジモンです!
AIが発展し、翻訳レベルは急上昇。
細かなニュアンスの違いを使い分ける能力はまだ不安定だが、
既に翻訳機のみで疎通を図ったり文書を作ることは可能だ。
しかも翻訳家の数倍、数十倍のスピードで翻訳も完成するわけで、
翻訳にかかる時間だけで言えば圧倒的にAIが強い。
今後AI学習が更に進めば翻訳はもはやAIだけで完結すると思われる。
つまり、翻訳家の価値はこれからどんどん失われていくだろう。
更に言えば通訳(同時)に関してもAIの精度と能力、デバイスの開発が進めば価値は大幅に失われる。
上記の翻訳はちゃんと通じる韓国語になっている。
なんなら「君と付き合いたいんだ」に関してはちゃんと話し言葉にもなっている。精度が高い翻訳だ。
理想を言うなら「사랑에 빠져버렸어」「첫눈에 반해버렸어」など、後ろの文に合わせた表現ができるとよかった。
言語の先生や専門家からすると認め難いことかもしれないけれど、
既に翻訳機のレベルはかなり高いと言える。
ここから更にレベルを上げていくことは確定的なわけだ。
ただ、これは受け入れなければいけない事実であり、
韓国人との疎通を目的とする人や韓国語学習者は積極的に活用すべきツールだ。
この事実を受け入れた時にもう一つ浮かぶ考えこそが、
「てかAIで疎通成り立つようになるなら韓国語勉強不要じゃない?」論だ。
特に25歳を超えてからは韓国語に限らずあらゆる覚えが悪くなる傾向にあり、外国語勉強は楽じゃない。
ワーホリや留学は安定や現状維持を望む人にとってハードルの高い選択肢であり、韓国語学校は英語に比べて数は限られるし価格的ハードルも高い。
ゆえに多くの人は独学をするわけだ。
幸いSNSやネットには韓国語情報は多く転がってるし教材の数も多い。
独学に踏み込むこと自体はめちゃくちゃ簡単なのだが、
独学で日常会話やその先にいくのはかなりの努力を必要とする。
そんな努力をショートカットしたい人たちはサボりながら手軽なノウハウを探すノウハウコレクターとなり、無為な時間を過ごしていくわけだ。
ここで、
発展したAIが翻訳や通訳を助けてくれるようになったとしたら…
その時はもう目の前まで来ているとしたら…
「そりゃキツい勉強なんてしたくないし、いらないよね。」
という考えにもなる。
それは正しいとも言えるし、間違ってるとも言える。
僕はAI活用推奨派であり、自分が運営する韓国語講座にはAIも導入するくらいだ。
しかし、AIがいくら発展しようと外国語勉強はすべきだ。
韓国語や韓国に関心があるなら、韓国語勉強をすべきだ。
その理由をここでお教えしようと思う。
AI時代にも韓国語勉強をすべき理由
1から文章を作ることすらAIがやってくれる時代だ。
もうあと数年で翻訳レベルは微妙なニュアンスの違いすら反映してくれるようになるだろうと僕は予想している。
そんな中でも韓国語勉強をすべき理由を3つに絞って分かりやすく今日はお話ししようと思う。
1.リアルタイム通訳を個人間で使用するハードルが異常に高い
まず、リアルタイム通訳をAIだけで完結するためには、
①音声認識
②翻訳
③指定の言語で音声出力
④そのスピード
少なくともこの4つが必要になる。
①〜③は現状の翻訳機技術で十分賄うことが可能だ。
ただし、翻訳〜音声出力までのスピード。
そして人によって発音が悪い場合の音声認識エラーが現状ハードルになっているわけだ。
しかし先に述べたように、AIが発展する中でこの程度の問題はすぐに解決してしまうだろう。
では何が問題か?
・リアルタイム通訳ができるハードウェアを個人個人が持つハードル。
・そのリアルタイム通訳ツールを個人が使うためのハードル。
これが異常に高いであろうことが予測できるからだ。
例えば最近日本でも販売開始されたApple visionを見ると、
アメリカでの販売価格は日本円にして「約55万円」だ。
もし新しいハードが出る場合はかなりの価格になるので、
それを一般の個人が入手するのはハードルが高いと言える。
もしくは、ハード自体は現状のスマホ+イヤホンと仮定し、
アプリやツールでそれを可能とした場合で考えてみよう。
お互いにそのアプリやツールを使用する必要があり、
それが有料の場合はまたハードルが上がってしまう。
わざわざお互いの疎通のためだけにお金をかける人がどれだけいるだろう?
という話だ。
そして会話のタイムラグ発生で互いにストレスを蓄積する。
2.人間同士の心の通った対話はAIでは代替不可能である
友達付き合いを想像してみてほしい。
おかしな言葉や新造語など、
今までの歴史をあざ笑うように新しい言葉はどんどん生まれている。
・その新しいを知る楽しさ
・新しいを共有する思い出
・その新しいが生まれた経緯
・その新しいから派生して生まれる会話
これはリアルタイムな会話や疎通を人間同士で行なっているからこそ
味わえる価値だと言える。
突拍子ない発想や突然変異的に新しい言葉を生み出すクリエイティビティは知恵を持つ人間の特権で、それを読み取り、通じてしまうのもまた人間。
だと僕は思う。
(そこにAIが追いつくには最低数十年は必要なんじゃないかな?と思う)
会話とは、ただ言葉のラリーをしているのではなく、
そこに感情や思い出、価値観の共有や衝突がある。
その人自身のジェスチャー、表情、声色、関係性…
様々な要素が絡み合って成立しているコミュニケーションは生で体感してこそ人間味があるのではないだろうか?
AIでは代替できない価値こそ人間同士の対話だと思う。
AIを噛ませないと理解できない、疎通できないというのは、
人が人として生き、人と関わる中で非常にもったいないと思う。
3.言語能力が上がるとAIの活用も上手くなる
韓国語でも英語でも中国語でも何でもいい。
第二言語を習得している人の大半は母国語の言語能力も高くなっている。
これは実際に研究や記事もあるし、僕自身も体感していることである。
第二言語を学ぶことで言語の規則や構造をより意識するようになり、
母国語において本能的に使用していた文法規則や構造をより深く理解できるようになるという流れだ。
そしてChatGPTやGemini、Claudeを中心としたLLMを扱う際は、
その言葉を操る言語力が重要になる。
つまり、言語能力が低いと、AIの能力の1/100も引き出せないということだ。
翻訳機の翻訳の仕方一つとってもそうで、
翻訳前の言い回しを一つ変えるだけで翻訳後の文章が大きく変わる。
外国語にしても、AIを使いこなすにしても、
結局大事なのは母国語の能力というわけだ。
「ってことは、言語勉強って必要ですよね??」
という結論に帰着する。
母国語の能力が高いと第二言語を操る能力も高くなり、
当然、翻訳機やLLMの活用効率も上がる。
日韓のコミュニケーションの質を上げるためにAIを活用する方がいい
AI時代にも韓国語を勉強すべき理由について参考になっただろうか?
僕はAIというものを受け入れた上で、韓国語勉強の次の形を模索している。
正直、世界で最も使われる英語学習の業界はかなり進んでいるのに対し、
日本の韓国語教育には大きな進歩が見られないと思っている。
昔に比べて韓国語習得者は増え、学習者も増加した。
だが、学習者の中で本当に韓国語で問題なく疎通できる人はどれだけいるだろうか?
韓国留学や韓国移住する人の中にも韓国語での疎通に悩みを抱え、
ホームシックになり、苦しんでいる人はいるし、
留学や移住まではできない人々に関してはさらに疎通が難しい。
先人の努力と韓国の日本進出成功によって韓国語勉強のハードルは下がった。
ただ、本来多くの人が韓国語勉強を始めたキッカケでもある
韓国語での問題ない疎通を実現させるための努力はまだ途上なのだ。
そこで必要不可欠なものこそAIの活用なのだ。
0→10まで自力で努力する第二言語学習はもう古いし、
これまでの技術革新が人間の在り方や考え方を大きく変えてしまっている以上、業界もまた変化していかなければならない。
どれだけ学習効率を上げ、人に合った教育なり環境なりを提供するのか?
そこを突き詰めた韓国語の学び場、楽しみ場があっとしたら?
僕は小さくても革命だと思う。
教育を目的としてるのに、著作権や肖像権を破って韓国のドラマやコンテンツを無断使用するようなブラックなやり方ではいけない。
(それをやっちゃってる人多いけど…)
僕が韓国語の学び場を提供する目的はシンプルだ。
日韓のコミュニケーションをもっと活発に、もっと気軽にすること。
だって日韓の架け橋になりたいからね(笑)
AIとはあくまでツールだと考えればいい。
それをメインにして考えてしまうと、
先に述べたように人間同士のコミュニケーションだから味わえるものを逃してしまう。
何より高いハードルに阻まれる。
韓国語勉強の効率を上げ、楽しく学び進められる。
韓国人との繋がりも作りながら韓国語を習得し、
数多く存在するAIや翻訳をめんどくさく使い分けるのではなく、
それすらも一括してシンプルな活用ができる。
そんな韓国語講座モンザップへとリニューアルしているので、
僕のSNSをフォローして解禁を待っていてほしい。
必ず韓国語と日韓コミュニケーションの未来へと招待しよう。
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