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ファシリテーターをうまくやるコツは、うまくやろうとしないコト?

ファシリテーターって言葉は聞いたことあるだろうか?
ひょっとしたらボクと同じように、ある日ファシリテーターをやるコトになって、どーしたらうまくやれるのか?と思ってこの記事に辿り着いている方がいたら、そんな方にはひょっとしたら参考になるかもしれません。

ちなみに先日、「モデレーター」をやってください、と言われて、「わかりました!」と言いつつ、そっこーでファシリテーターとモデレーターの違いについてググったのはここだけの話。

曲がりなりにもファシリテーターを名乗り
月に1度のペースで対話の場に立ち約1年半が経った。
最近質問されることが増えた
「ファシリテーターをうまくやるコツ」が本日の話。

初めてファシリテーターを名乗り場に立ったとき、それまで参加者として色んな場に足を運んでいたので、何となく「こんな感じかなぁ」と想像はしていたが、実際に見える光景は全然違った 汗

事前にタイムテーブルを用意して、
何分くらいはグループでこのテーマで話してもらって、
きっとこんな意見が出るからそれを発表してもらって、
その次の何分でさらにこんなテーマで話してもらって…それで…こんな気付きが得られて…と、
考えた通りには全くいかなかった。

そこで、ボクは途方に暮れつつ共にコファシリテーターとして横に立つ彼(ボクにとってはエヴァンジェリスト的な存在)に助けを求める視線を送るが彼は笑顔だ。そして、その場を楽しんでるようにも見えた。

そこである時、彼に
「ファシリテーターをうまくやるコツって何?」
と尋ねた。

「うまくやろうとしないコトかな」

「ん?どーゆーコト?」

「うまくやろうとすると、そこには場をコントロールしよう、とゆう意図が伝わる。すると、参加者はファシリテーターが意図する発言をしなければならないと意識する。その結果、場はどんどん冷えていく。」
「そーなったら…?」

「こんな筈じゃない、と焦って更にコントロールしようとして…」
「さらに場は冷えていく…」

言われてみれば分かる気がする。ファシリテーターがいる場に限らず、誰しも多かれ少なかれ「自分に何が期待されているか?」意識するものだ。

初めてスウィミングスクールに行った時、場に馴染めずおいおい泣き始めたボクに、

スクールの先生が
「どーして来たの?」と優しく尋ねた際、

「お母さんが行くように言ったから 泣」と
ボソボソ答えた。

観覧席にいた母は
「えーっスイミングスクール行きたい?」って聞いたら「うん」って言ったジャーン!ってズッコケつつも、
「子供は親がどちらの答えを望んでいるか意識するものなんだなぁ」
と思ったのだ、とゆー話を思い出す。

ってそんな昔話は置いといて…

では、ファシリテーターとして
意識することは何かと言えば、

●場から聴こえてくる声、エネルギーに集中すること
●ノンバーバルコミュニケーション(身振り手振りといった仕草)にも意識を向けること
●沈黙を恐れないこと(問いに対して直ぐに発言がなくても焦らない。むしろ「んー…」とゆう長考は本質と向き合う問いの可能性)

そしてさらには、
●うまく出来るようになったなぁ、と思った次の時にはうまくいかないコトを知る
ファシリテーターに決まった正解のカタチはなく、今ココ、に集中。場は生き物である。

要は、良い場になった回があったとしても、調子に乗らないコト 苦笑

といったコトが挙げられる。

なので勿論、コツとゆーか、方法論を学ぶことも大切なのだが、上に挙げたような、場との向き合い方次第で場の状況は一変する。

とゆーことを肝に銘じて、これからも実践を繰り返していきたい。

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