初来店のお客さま編【信頼から引き寄せる】
価値ある会話を心がける
こんなことがありました。
ひとりで電車に乗っていた時のことです。
女子２人の話が耳に入ってきました。
「あ、ネイルアート、かわいいね」
「ありがとう、昨日ネイルサロン行ってきたんだ」
ネイルサロン！思わず私は耳立ててしまいたした。
「ネイリストさんがね、どちらに住んでるんですか？って聞いてきて」
「うん、うん」
「私、千葉に住んでますって答えたんだよね」
「うん、で」
「そしたら、そうですか、って。それだけ。そのまま、何にも言わないのよ」
その女性２０代半ばと思われるその女性は、聞いても答えないんだったら、きくなってハナシだよね、と締めてました。
質問した答えを想定し、その答えをいくつか頭に浮かべておく。
例えば、出身地をお尋ねし、知っていた土地ならば、
住んでたことがある、父の実家がある、など。
もし未知の土地だったとしたら？美味しい料理とか聞いたりしますね。
投げかけた質問に、責任を持ちましょう。
私は普段から
自分がよくわかっていない分野での質問はしないように心がけてます。
例えば、私はスポーツにあまり興味を持っていないので、
自分からスポーツの話は振りません。
話を広げられない話題だからです。
相談会やセミナーで
「初めてお会いするお客様との会話が苦手です」
と相談を受けますが
基本お客さまのご質問に誠意を持ってお答えしてください、とお伝えしています。
また、かなり目上のお客さまであっても爪やネイルアートに関しては
その道のプロとしてアドバイスをさせていただきましょう。
そのためにも、情報・技術をブラッシュアップし続けます。
好かれなくてもいい
あなたのファンをつくることより
しっかりとプロとしての知識と技術を身につける。
あたりまえのことをきちんとお客さまにご提供することで
お客さまに信頼される人になりましょう。
お客さまは、
爪が、髪が理想通りに仕上げてくれる人・サロンを求めてご来店されます。
あなたが優しい人だとか
特別な才能を持っていることまでは期待していません。
希望通りに仕上がり、
プロとしてのアドバイスも的確
清潔で心地よい時間を提供してくれたサロンを信頼します。
あなた自信に興味を持っていただくのは
その先です。
爪が割れるのを防ぐにはどうすればいいかしら
ジェルを長く保つコツは？
爪を丈夫にするには？
どんなことでも丁寧にお答えしてきました。
そのためには、変化の早い各業界の現在をきちんと知り
新鮮な情報と安定の技術を学び続けることが必要です。
「お爪のことなら、まずはプリンセスロード・タキさんに聞こう」
から、そのうちに
美味しいお店の情報や、おすすめのプレゼント選びなど
お客様からいろんなことを聞いてくださるようになったのです。
ときには、お困りごとの相談まで。
あたりまえのことから信頼は生まれます。
そうです、
ありがたいことに
こうして自然とファンが増えていったのです。
まずはお客様の本来の来店動機を満たすことに集中しましょう。
当店では、お客様のお好みのネイルデザインのご提供を
心地よい空間でご提供させていただく。
これを忘れなければ、きっとお客様に満足していただけると思います。
引き寄せポイント＃２
嫌われないことは大切。でも、好かれなくてもいい。
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