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④【聡ちゃんに届け】SexyZoneを好きになって人生がうまく回り始めた話

介護職で二つ年上の彼が私を好きだと言ってくれました。
弟に障害があると言うと、俺ヘルパー持ってるしそういう子と遊ぶの好き、と、好意的に聞いてくれたのがとても大きかったです。

自分を丸ごと受け入れられた気がしました。

他人に自分を開示するということが初めてできました。

ずっと私はガラス張りの部屋の中で、ガラスがあることを悟られないように生きてきました。ガラスにもたれかかるととても冷たくてすぐに離れる。
誰にも弱みを見せられない。誰も自分の本当の姿を知らない。それはとても孤独でした。

その孤独な空間に初めて人が入ってきました。

たとえば心の中に家があったとしたら
今まで、インターホンがなったら、モニター越しに、すみません、帰ってくださいと言っていた私でしたが

彼の場合、気づくと、正装で菓子折りを持った裸足の彼が2階の窓から入ってきた感覚です。

「え、なんですか」
「あ、あの、これ、つまらないものですが」
「そ、そんなお気になさらず、、?」

と、うっかり柔らかい物腰に流されていつのまにか一緒にいると言った感じでしょうか。

とにかく、自分を愛してくれる存在に初めて出会ったのです。

これも聡ちゃんが私に目標と勇気をくれたからだ。そう思います。

ここからさらに運命の輪が動き始めます。

大好きな彼が、大切にしているものは私も大切に思えてきました。

そこで初めて、自分を大切にしなきゃと感じたのです。

自分が傷つくと、彼が悲しむ。
そう思いました。

それまでは自分のことは二の次三の次。
他人を優先して生きていました。

私が傷つくことは別にいい。
でも大切な人が傷つくのはムリ。元々そういう性格だったのですが

私が傷つくことで彼が傷つく。そういうシステムに気づいた時

初めて自分の気持ちに興味が湧いてきました。

自分はどうしたいんだろう?
自分の楽しいと思うことはなんだろう、辛いと思うことはなんだろう。

自分の感情に素直になること。
自分自身を愛すること。
自分の価値を高めようと思うこと。

そんな人として当たり前のことにようやく取り掛かり始めました。23歳になってやっと自我が形成され始めて、感情が他人事ではなく自分のものとして動きだしました。

聡ちゃんがいなかったら、セクゾの5人がいなかったら、きっと今もまだ
自分で自分を愛することなんてできていなかったと思います。


続く、、、。



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