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北京大妊活大会

みなさん!今日もセックスセックス!(紋切り型の挨拶)

結婚生活早7年目、それなりにしてはいたものの、エブリデイ猿のごとノーヘルセックス漬けってほどでもない生活を続けていました。しかしいまだガキンチョはおらず。不思議っすね。
最近妻氏も年増になってきて、まさしく羊水が腐ってしまう!!うおおおお!!!と日々焦ったりしながら過ごしていました。
(当ブログは特定の個人、団体に対する思想的な偏りはないものとして読んでください。または対戦よろしくお願いします。)

北京に渡航する前も、日本でも色々やったけどうまいこといかずで、かといって焦ってばかりでもどうしようもないし、じゃぁ手っ取り早くナイスベイビーを宿すにはどないすんねん。と調べました。
その結果、
・危険日生セックス
・お精子注入
しってるわい!!!日本でこの辺はやったけど鳴かず飛ばず。
ということで、さらなる確実性を求めて病院に行ってきた。
そんな記録です。

6月2日(暑)
午後有給をとり、妻と病院へ。
昼の日差しにさらされながら職場から宅に戻ったため、家に着いた時点でもう死にそうな状態になっていた。吐きそう。
体に力が入らんが、がんばるお(^ω^;)
飯を食い、2時まで床に寝っ転がったりうんこをかましたりしつつ、病院の予約時間まで体力の回復に努める。ま、妊活の主役は精子と卵子だし、当面は健康維持がんばっときゃええやろ。
2時半を目指してタクシーを召喚し、病院へ行く。
日本語だとユナイテッドファミリー病院、中国語だと和睦家医院、英語だとUnited family hospitalなんだけど、近くに似たような名前の病院があってそこをよく引っ掛けるので検索では注意が必要。

病院に無事つくが、そこもまた総合病院でいったいどこが何科なんだかちょっとよくわからないですね。困りました。
元気な妻が先にシャキシャキ歩き、すでにMP(メンタル・ポイント;尽きると死ぬ)が赤ゲージに突入している夫はうしろからとぼとぼついていく。暑いしまぶしいし、たまらんぞこの気候は。いや、そんなこと言って今から東京なり大阪なりの都市圏で働こうもんなら、そらパッシブでMPがごりごり減っていくんだろうな。クーラードリンクのまなきゃ。ただし飲んだら飲んだで消化器系が冷やされてHPが持ってかれるリスクがあるというおしまいボディなのが悩ましい。つれぇわ。

結局最初に行った受付はぜんぜん違う建屋で、そこから死の地をぽちぽちあるいて隣の建屋に向かう。受付でカス中国語でなんとかレセプションを済ませて産婦人科の階に行く。なるほど建屋は古いんだろうが、維持をかなりしっかりしていて、これが中国の(というか、日本以外の)私立金持ち向け医院かぁすごいなぁときょろきょろしつつ通訳のおばちゃんを見つけ出す。
結局、実際採血したりなんやかんやの診察に関してはメンズは門外漢(字のごとく、部屋の外で待つ係)だったので廊下でぐったりして体力の回復に努める。周りを見渡すと、確かに金を持っていそうな服装(KENZOなど)をしているし、何なら大きいお腹でもバチコリ化粧をしているし、金もあるし体力気力も充実しているんだろう。あと、女性単身での受診はあまり多くないようで、お父ちゃんがついてきているパターンが多いようにも見受けられる。いいじゃん。ファミリーでファミリーの問題に対応するの。

とりあえず、初診として必要なアレコレは済ませたらしく、ようやく不妊治療についての説明を女医氏より受けることになる。個室に行き、女医、通訳のおばさま、妻氏、MP切れかけマンの4人で膝を突き合わせる。

ここで、ぜひ不妊治療に臨もう(というか、まぁお父ちゃんになろうかなと思っている)諸兄におすすめ情報だが、高校時代で勉強するような生物学の知識を持っていくとかなり理解が早くなる。LHサージとか、いいよね。ていうか、そもそも幼稚園児レベルの言語能力で生殖についての話をされるのである。そんなんこちらから気合入れて近寄らんことには聞き取れるわけもないわい。その点、井上は高校時代生物はかなり気合入れて勉強したし、大学でもなんだかんだジャームラインに遺伝子乗ってくれ頼む!!!とかなんとかやって3年間卵と精子に学費を突っ込んだ日々を過ごしている(センキュー親父)。タイムラプスだって自分で写真撮って割れ行く細胞の輝きを薄暗い部屋で眺めたりもしているので、その辺の法学部卒とか商学部卒の連中よりかはよっぽど胚発生には強い。
いや、そりゃぁね、医学部、獣医学部とかガチ畜産の皆さんに比べりゃチンカスですけど、まぁいいんすよ。知識なんて脳細胞がどんな感じで神経伝達物質にリアクションするかで変わるんだから。そんなんに頼っているうちはカスですがないよりはマシっていう程度ね。

閑話休題。とにかく、中国語と英語と落書きを交えつつ女医に妊娠のシステムとそれを人工的に誘発するための方法、そのリスクと承諾すべき点について説明されたが、まぁまぁそれなり以上によくわかった。途中で通訳のおばちゃんは「なんやこいつ中国語ほぼ間違いなく聞き取れとるやんけ」みたいな顔をして通訳をやめ始める。いや、中国語はわかんねーけど描かれている絵とか時々混ざる英語(Embryogenesisって10年振りにあった友達みたいな顔してたよ)の点をつなげればわかるだけで中国語はそんなわかってねぇよ。
というかこの辺りの説明については、牛の肥育に関する授業で聞いた内容とあんまり変わりもしないし、結局哺乳類の妊娠なんてシステム的にはたいしてむつかしいもんではないものね。尻の穴に腕突っ込んで卵巣の成熟具合を確かめるとかそういうワイルドなことがあるかないか位かな。いやー、気合入れて勉強ってのはしておくもんだなと場違いな満足を得る。なんにせよ、今日は母体に厄介な問題があるかどうかだけを見て、本格的な話は次回生理が来てからやなということで終了。
次回、実際に手を入れる頃になっていきなりってのも悪うございますし、リスク説明書わたされ、ほんでよろしそうかどうか決めたってなという感じで終了。最後に「ええか、とにかく葉酸をとるんや。まずそっからや」とにっこりされる。発生に重要な役割を果たすとかなんとか。

終えて5時前、タクシーを探したが全然おらん!ということで自転車に乗って30分ほど涼しくなりゆく道を宅に向かう。疲れた。帰宅し、とりあえず葉酸をポチる。


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