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駐在員がアメリカで現地採用の転職活動をする話③-2

こんにちは、
英語×キャリアのアドバイザー
にけと申します

2023年に日系企業の駐在員として
アメリカで現地採用を狙って
転職活動をして何社か内定ももらいましたので
その経験を記事にしています。

こちらが過去の記事

①主にVISAの話

②退職の話

③給与、生活費の話

この記事では
③給料について、の
③-2として、
給与を得るための
案件探しとその戦い方、
などについて
書いていきたいと思います


妥協給与

③-1で書いたように、
スタート地点のぎりぎりとして
$100kとしました

ここを最低ラインとしたので、
目標はそれ以上、
できれば$120-150kくらいは
狙いたいということろでした

AI生成画 "妥協する給与額"

(ところで本記事から
流行りのAI生成画像を
使ってみましたw)

現実

アメリカで日系の
転職エージェントから言われたこと
「ビザサポート付きの案件で
 $100k以上がでてくることは
 あまりありません。
 $100k超えてきら高いな!
 という印象です」

22年~23年前半の情報ですが、
現実はこんなものです。
物価が上がっているころだったので
数年前に比べれば増えている
とはいうものの。

これは僕のような
製造業で技術出身の
営業やマーケ経験あり、
管理職くらいの経験の場合です。
当然業界が変われば、
給与レベルも変わります。

また西海岸になると
給料が上がりますが、
物価が高いだけです。
生活コストがかかるので
そこは注意が必要です

最終的に僕が内定を得た3社は
おおよそですが、
$120k, $100k, $80k でした。

駐在員のスキルとは

会社の規模や職種にも当然よりますが、
多くはこんな感じではないでしょうか
・日本本社との橋渡し
 (これがほとんど)
・ローカルスタッフ教育
・本社のシステムを現地導入
ポジションがあがると
・拠点長として全体管理

これをもとに
一体どうやってアメリカで
現地採用を狙うか

(日本人駐在員のスキル でなぜかこんなAI画像が。。)

戦い方①専門性×日本語

今まで日本で
積み重ねてきた専門性に
日本語を掛け合わせて戦う。

専門性がものすごく強ければ、
日本語なんて無視して、
ビザサポートをもってしても、
現地人と戦えるかも
しれませんが、
おそらくそんな方は、
この記事に
たどり着かないかと。。

そうなるとどうしても
何かしら「日本」と関連付けないと
アメリカ現地人よりも強みが
でにくいことになります
=会社にとって日本人を
わざわざビザサポートしてまで
雇う理由がない

(これもAI生成画像 謎)

例えば、
日系の大手の会社で、
現地で人を募集して
チームを作ろうとしている、
そこに専門性が必要、
さらに日本本社とやりとりしたり
取引先が日本の会社なので、
日本人が好ましい。
僕が内定を得た1社は
このケースでした。

電気や機械の専門性と実務経験に、
日本語を話して日本メーカと
やりとりもやっていく、
こんな案件でした

日系でなくても、
お客さんが日系の会社なので、
日本語ネイティブで
日本の文化を理解している人を
必要としている、
こういうケースもあるかもしれません。
駐在中の頃のお客さん、
ドイツ系のアメリカ支社へ行ったとき、
日本人の方を見たことがありました。
日系の自動車メーカを相手にする
仕事をしていたそうです。
こういうポジションも
あるかもしれません

LinkedINの活用もありです。
ポジションが高くなってくると、
現地のエージェントから、
日系の会社で日本人で、
拠点長候補を探しているけど、
応募しない?または誰か知らない?
というDMが来たこともありました。
(僕のスキルでは無理そうなので
 断りましたが)
ほかにもDMは良く来ますが、
多くはビザサポートが不要な、
通常のアメリカ人向けの案件なので、
最初から相手にしていませんでした。

ビザサポートがなくても、
よほど自分が適任なら、
交渉してビザサポートをさせる、
というケースも聞いたことがあります。
ビザサポートがないからと
諦めずに、交渉すれば
何とかなるケースも
あるようですね。

戦い方②駐在員の代わり

結局これしかないのか。。
という感じですが、
僕の場合残り2件の内定は
このケースでした。

2件とも
それほど大きい会社では
ありませんでした。
売り上げにすると年間で
1000億円未満レベルの会社です

なぜ駐在員の代替を
現地で探していたか、
理由は下記の2つ。


・コストダウン
駐在員はサポート費が高く
お金がかかるので、
現地で代替できる人を
探すということです。
現地採用でも
ビザサポートが必要なら、
駐在員よりコストを
おさえようとすると
結局安い給料で採用される、
ということを意味します。
駐在員よりは働き方は
少し楽になるような気はしますが。。

・人材不足
次の駐在員がいない、
現在の駐在員の延長予定がない、
そういうケースです。
なので人が多い大手企業では、
あまりこのケースはないと
思います。
中小企業や大企業の中でも小規模が
狙い目となります

僕は最終的に転職した先は
このケースでした
能力を高く買ってくれたので、
現地採用から本社採用&駐在という
好条件へ変更となりました

結局は駐在員候補を探していたところに
上手く当てはまったというだけですね。

現職の現地雇用

転職ではありませんが、
これが駐在員にとっては
一番無難かもしれません。

いくつかの会社で
駐在から現地雇用に切り替えた
ケースは聞いたことがあります。

ただ、会社にもよりますが、
駐在員より給料は減っても、
駐在員並みに働かされるとか
いろいろ不満も聞いたことがあります。

まずは現職の現地雇用、
少しそれを続けて、
グリーンカードサポートの交渉、
その後に改めて転職、
という手もありでしょう

日系を狙うなら

駐在員の方は、
同じ州、地域内の
他社の日本人との関りも
多少あると思います
(州の日本人商工会議所とか
 子供の日本語学校補習校の
 PTA活動など)

こういう活動には
積極的に参加して、
近所の日系企業の人と
仲良くなっておくのも
日系企業の現地採用を狙うなら
大事なことだと思います。

僕はこれに後から
気が付いて
あまり交流できず
少し後悔しました

日系に限らず、
もし仕事で客先、下請けなど
仕事で絡むことがある
会社があって、
同じ業界でそこで
自分のスキルが
生かせそうな状況ならば、
自分の仕事の人脈から
現地採用を交渉していくのも
十分ありな話なのかと
思います。

ということで、
わけのわからない
AI生成画像とともに
お届けしました!

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個別に相談したい!
という方はこちらまで。

最近この
アメリカ駐在からの現地採用
の問い合わせが増えております。
僕と同じように
駐在員から現地採用を考えてまで
アメリカに残りたい人が
多いのでしょう。。





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