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去る者追わず

出会いがあって別れがあり…。

どんな場面でも起こりうることです。日常には毎日のように大なり小なり出会いと別れがあります。

すべては宇宙の流れというと大げさですが、人は足りないものを知ることや補うために、またある人に伝える任務?があってその場に現れ、そして去っていくものだと思っています。

それは結婚であっても同じ。長らく一緒にいる夫婦は二人して学ぶものがあるからだと。が、いずれどちらかから離れていきます。それは命が尽きる時なのかそうでなのかはわかりませんが…。

仕事場でも人の入れ替わりは同じです。

新人として仕事を覚えながら人間関係も学びます。

うまくいかないからと言って投げ出す人。頑張って何とかその場で自身の存在を確かめる人といろいろです。

投げ出してやめてもまた次のステージがあります。その場が合っていなかったこと以上にご縁が無かったのかもしれません。しかし前の場所で学んだことを生かさないとまた一から同じような学習が始まって、どこに行っても続かないという状態になります。

私はいつも「来るもの拒まず去る者追わず!」できました。

随分前のことですが、毎春、大学生になった数人がカフェの新しいメンバーに加わりました。

一通り、仕事を覚えて半年後には厨房入り。接客ができるようになるとさらにやる気が出てきます。就職も決まっていよいよ卒業となってもたまに顔を出してくれることは、楽しみの一つでした。息子や娘が増えたみたいで、それの繰り返し。今ではきっといいパパ、ママになっていることでしょう!

期間は関係ありません。関わった時間の中でお互いが刺激を受けていろんなことを学び合ったらそれはそれでよかったと。

恋愛もしかり!意地と執着で持たせても時間の問題。相手を自由にしてあげうことも愛情です。

この世に永遠がないということはよくわかっていても、人間関係はそんなにクールにとらえることが出来ない人も多いようです。

反対に私のような人間は薄情に見られているかもしれません。

あらゆるものに執着がありません。抱え込むより手放す方が気が楽になった経験があるからかもしれません。

付かず離れず…この言葉がいい距離感を表しているように思います。子供との関係もそうです。子育て中、愛情たっぷりに寄り添っている時期はとても大切ですが、子離れ親離れの時期を逃すと子供は親に、親は子供に依存し、離れることが難しくなるようです。先は子供部屋のおじさん、おばさんとなります。「ご飯を作ってあげないと!」と慌てて帰る人の子供は30歳をとうに超えた大人!病院の予約から仕事探しも親がする。何とも優しい?

巣立っていくことは子育てが上手くいった証!大いに別れて生きましょう。

子供たちがそれぞれ将来を共にする人をつれてきた時は、私に母親としての通知簿と卒業証書が渡された日であると思っています。

今までの一期一会がすべて私の血となり肉となっている!と思えばこれからの出会いと別れもまた楽し!

今日もいい日にしましょう!




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