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おばさんのトリセツ 2

何処にもいます。いっちょかみなおばさん。
大阪のおばさんといえばいつもアメちゃんを持ってる人!と横から口出す人だそうですが、大阪だけに限らずどこにでもいます。電車やバスでせき込んだ人を見ると黙っていられない優しい人です。

人がなにか聞かれていると ひょっこり急に顔を出して、人より先に答える⁈特技があります。答える前でびっくりしますが、友達にそんな人がいると「またか―!」となります。さすがに毎日一緒だと堪忍袋の緒が切れそうになる場合と徐々にその叔母さんから離れていく場合。

聞かれていることは疎いはずなのに自信ありげにアドバイスします。でも間違っていると謝るどころか「聞いといてよかったね!」となりなんだかすっきりしませんが、毎度のことなので注意するのも面倒になります。

以前に聞いた他人の身内話。それを次の機会にさも自分も当事者のように答えます。横から割り込んでくるので「親せきかー?」と突っ込まれています。

話すのが苦手な人の横で通訳のように話すのは、あまりいい気はしません。

「あの人直ぐに口出しするね」となります。

何にでも口をはさみたがる人は、寂しがり屋さんが多いようです。
いつもみんなの真ん中にいてちやほやされたい人かもしれません。私に任せたら何とかしてあげるという世話焼きな面もありますが…。

いつも周りを気にしています。私はどう思われているのかというより
いい人と思われたい!答えありきの行動がかえってその思いから遠のいています。きっと見かけ以上に彼女も頑張り過ぎて疲れているでしょう。

ひとりの男性が見かねて「○○さんには聞いてないでしょ!」と口をはさみました。
「もっと△△さんの話を聞きなさい!」
いつもは静かな初老のその方がシャキーンと発したその言葉は彼女を射抜きましたが、数分すると元のまま、 輪に入ってひょっこりはんの復活です。頭では分かっていても口が先に行動?するようです。

周りで見て居るだけならコントのようで面白いのですが、だんだんと疲れる人!というレッテルを貼られています。

ご主人は部屋に入ったたまま食事の時だけ現れるそうです。テレビを見ているときに彼女が話しかけると音量のボタンを素早く押すとか。分かる気もします。が、なんだか笑えます。
子供たちはすでに巣立ってもう家を出ています。

小さな時、子供に聞いているのに全部母親が答えるのをよく見ましたがそれそれ!子供がもじもじしている間に、横から…。
やっぱりおせっかいは一日にしてならずです。友達は年老いた猫一匹。

自分の行いがだんだんと人を遠のけているのが分かるにはまだどのくらいかかるかわかりません。
誰かはっきりと注意することが出来たらいいのですが、さるぐつわでも嵌めますか?!今は周りが親切な人ばかり、だからなのか新しい出会いは望まずひとの後ろに隠れています。慣れたころ、本領発揮!

いろんな人がいていろんなことに我慢して付き合っていかないといけないと思っている人にとっては頭の上のたんこぶ。

モヤモヤが溜まって、できるだけ遠ざけるようになります。でもなんだか悪いような気がして、また…。

お付き合いはほどほどでいいと思います。すべての人に合わすことはできません。同時に合わせる必要もないと思います。

会話をジャックされたら数分我慢して、「それでね。」と言って自分の会話に戻せばいいのです。数回それが続くかもしれませんが、自然に黙るようになります。無神経な人はそのことにも気が付いていないのでこちらが気を使う必要はありません。されど大切な友達の一人、ご縁があるから傍にいるのかもしれません。

自分の体調や心に余裕のある時はたま~にその人の話もゆっくり聞いてあげれば納得します。これも修行です。

今日もいい日にしましょう!




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