私はお留守番　ニケと歩けば

たまに息子がニケを散歩に連れてってくれます。
名前を呼ぶとすぐに走って玄関に行く日と、耳はそちらに向けて伸びているのになかなか立ち上がらなかったり、全くやる気なしと言う風な体制で寝そべっている日もあり彼女の感情のいろいろ、予想がつきません。

あまり散歩に積極的でない息子のことを見抜いているのでしょう。
何しろ1時間以上歩き回るので、リードを伝って飼い主代理の気持ちが分かるのかもしれません。

やっと行く気になってもハーネスの留め金にリードをはめることが出来ないくらい、走り回ったりお尻を上げてふざけるので、「もう行かないよ。」と息子が言い出すと慌てて玄関にやって来ます。

関西で言うおちょくっているのかもしれません。

今朝も暗いうちに出て、明るくなった7時前に帰ってきました。ドアが開くと一目散に走ってきてニコニコしながら体を左右に揺らして近づいてきました。

息子に「ありがとう。」と言うとちょっとぶっきらぼうですが、今日は○○公園から、坂道を下って…と聞いてもいないのに報告してくれます。

途中で会った人から私のことを聞かれると、事情を話すそうですが、案外話かけられるのは嫌ではなさそうな感じです。

小さな時から柴がいて、飼い主と言うより兄弟みたいに育ってきて、あまり世話をすることが無いのですが、こんな時は仕方なく…。と言うところです。

家で待つ私はその1時間余りがなんとなく長く感じて、ぼつぼつ来週あたりから日常のできる範囲の家事、近くまでの散歩を始めたくなってきました。

そんな時、年下の知り合いからLINEが来ました。
「退院、おめでとうございます。
会社ではみんなと交わることが出来ず、今日もお昼、ボッチでパンを食べてます。何か買い物でも掃除でもできることがあれば言ってください。そして出来たら近くでお茶したいです。話もいろいろ聞いていただきたいし…。」

相変わらず彼女らしい文面です。うまくなじめないのは彼女の中の自分を真ん中に考える癖が要因の一つなのですが、猫好きの彼女が会いたいと言っているニケはどんな態度を示すでしょうか？

今はまだ悩み事を聞く気持ちの余裕がないので、「何とか自分でやってます。お気遣いいただきありがとうございます。」と返しました。

私の傍で爆睡のニケはこれでも気を使っての散歩だったかのような様子です。

運動をしていない分朝はポタージュスープですますことにしました。

今日もいい日にしましょう！