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始まりは終わりがあるから

あーおしまい。希望も持てないこの世の終わり。

あんなに頑張ったのに…。終わりという文字はなんと心を重く沈ませるのでしょう。

人生で誰しもピンチはあります。大殺界、長いトンネルの中に入ってしまえば真っ暗で、どこまでも続く恐怖の道は心が砕けそうになるかもしれません。

その時、立ち止まってその場にとどまってしまうか、来た道を走って逃げるか、はたまた勇気を振り絞って先を行くかはその人の気持ち次第です。

中途半端な沈み方ならいっそ底につくまで落ちた方がいいと言います。底に着いたらあとは上がるだけ。生半可なところにいるとその場でもがくだけです。

奈落に見えた底を蹴ると新しい世界に向かうばねの力で最大限に力を発揮できます。トンネルは進めば必ずはるか向こうに明かりが見えるものです。

沢山の失敗をして学んだはずでも同じような結果を生むことがあります。

こころ癖?習慣癖?

同じような人といつも一緒にいるとそれが楽で、自分の常識になっていることがあります。たまには新しい出会いを見つけるのも意識を変えるヒントをもらえるかもしれません。

失敗しても傷をなめ合っていたのでは前に進めません。

人間は生まれるのも死ぬのも一人。すべてのモノに始まりがあり終わりがあります。大事にしていて、命の次に!と思っているものでも同じです。

始まりから考えると終わりに進みますが、何かが終わった時新しい何かが始まる。それが繋がっていないように見えていても、上から見たらまた連なって、人生という川を、進んでいくのでしょう。

何回も結び目があっても切れることはありません。ますます丈夫になります。

これで終わりということは皆無です。

庭の大きなキョウチクトウが生い茂っていたので「少し枝を短くしてください」とお願いしたらなんとまあ、ほとんど姿はなくなっていました。

庭の表情も変わってしまって、私の好きな庭は消えてしまってました。ちょっとへこんだりして…。

「すっきりしたわ」と自分に言い聞かせていたら半月後、その切り株から、元気のよい若葉が、たくさん生えています。十年かかって大きくなったこの木もまた一から新しい形になろうとしています。それもまた楽しみ!

あちこちで終わったものがまた始まりを迎えています。

私たちの体は生まれ変わることはないでしょうが命のある限り気持ちは前向きに!それは何度でも始まりを迎えることのできる唯一の不思議。ちょっぴり大きくなった針子は50匹。親のメダカの数が減ってもまた元気な命の始まり。愛おしいものです。

今日もいい日にしましょう!









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