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昭和の割り勘

当時の飲み会。バブルの時は大概男性のお支払い。

二人でデートの時はもちろん女性が財布をバックから出すこともありませんでした。

「割り勘なんてありえない!」という女性もたくさんいました。お金は男性が出すものと。

気前のいい男性がモテた時代もありましたが、今は女性もそれだけでは満足しなくなったとか…。「でもケチな人は嫌よねえ」という声が聞こえそうです。

大勢でのお勘定になるとそれぞれが割った金額を財布から出して、「だれか小銭の出せる人いる?」「大きいのしかないわ。」「こっちの500円をそっちに回せば?」と賑やかなことです。こちらは今も昔もみられる光景です。

そこには老若男女。年配が出すということはないようです。

私たちの時代は年上がおごるのが当たり前。男性であっても年下なら、「出世したらおごってね!」が決まり文句。しかしまだそんなお返しをいただいたことはありませんが…。それはそれでその人が次の後輩にごちそうすればいいことです。

後腐れない割り勘。私はスキです。

でもそれにはいろんなパターンがあって、「また誘ってね!」となるかどうか。

アラフィフのキャリアウーマンの友達はお付き合いが始まって、最初のデート。感じのいい和食で、落ち着いた会話。これぞおとなのデート!と思ったそうです。

化粧室に行っている間にお勘定を済ませてくれているなんて!

ところが店を出たとたん、レシートを出してきて、メモ書きの割り勘の金額を差し出したそうです。100年の恋どころか1日目で、気持ちは奈落の底に。
相手はそれが当たり前と言う感じだったそうです。女性が厚かましかったのかこれが常識なのかはその二人の間での決め事。こうであるべきはあてはまりません。そんな仲になるまでは少し時間が足らなかったのかもしれません。

自分も仕事をして、お互いおとな。ですがデリカシーのなさで、二度目はなかったそうです。

おとなの女性は食事をおごられたら、その後のお茶は私が、と思っているものです。

それは金額の問題ではなく気持ちのお返し。それをアラサーの女性から最近聞きました。お金の問題ではなく気遣いのなさに幻滅したと。

次は大勢での飲み会。呑める人はいいのですが、ウーロン茶やオレンジジュース、ジンジャーエールの人。「その分安くしてあげよう!」と優しい提案をする人もいます。「それ以上に食べてるから大丈夫」とはデキタおばさん。

割り勘となったら、がぜん胃袋以上に呑んだり食べたりするおばさんもいますが、最近その人は顔ぶれの中に入っていません。

先に勘定ありきの飲み会はやはり楽しくない!ということなのか、だれがいい出した飲み会であっても呼ばれなくなりました。

呑めないけれど楽しい食事や会話。だから参加する。割り勘の意味は皆で楽しんだ時間の共有。

最近は男女平等が飲み会にも。若い人はほとんどが割り勘!

それが常識と言う若い男子もいて、おごるのは特別な日においているそうです。それもまたあり!

何しろ気持ちよく飲んだり食べたりするのが一番ということです。

今日もいい日にしましょう!




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