見出し画像

コンプレックスは個性

本当は複合感情と訳されるそうですが、一般的には「劣等感」

身長が低い、一重瞼、歯並びが悪い…など他人は気が付かないことでも本人にとっては重大。外見の悩みは尽きません。

しかし完璧なパーツを持っている人はいません。いたとしたら…。それをとやかく言うつもりはありません。

「親にもらった体を」と私たちの青春時代はご法度⁈罪悪感がありました。ノリみたいなもので二十瞼にするという原始的なものや毎日爪楊枝でなぞってついに夢がかなった人もいました!

当時はピアスなどはとんでもないこと。両親にダメとは言われませんでしたが、無言の圧力はありました。

決心したのは40歳の時、人生に風穴を開ける!と訳の分からない理由をつけて皮膚科に行きました。これから一人でやっていく意思表明と言えばかっこいいのですが、只々可愛い小さなピアスをつけたかっただけです。

整形は今や韓国では普通⁈日本でも若い人は抵抗感なく、新しい自分を受け入れています。日本でも十代の整形希望者が急増しているとか。
物わかりのいい若い親がすんなり賛成するものと思っているとそうではなさそうで親子げんかになったり、家族会議をしたりと子を思う親の気持ちはいつの時代も同じだと知って安心しました。

それで今まで悩んで何もかもうまくいかないのはその体の欠点からくると思っていたことから解放されて積極的に人生を楽しめるならいいのかもしれません。

しかしそれには限度というものがあります。欲求という感情はどんどんエスカレートしてもっともっとと終わりがありません。最後にはだれかわからなくなるほど。

その欲望は若さゆえと言えるかもしれないと最近思うようになりました。

友達の一人は若い時、とても美に関する意識が高くて、いろんなことを勉強するのに熱心でした。化粧品、美顔器はもちろん体のメンテナンスはジムに通い完璧な食事制限。同じような考えの人が集まるとその内容が専門家はだしの情報交換になります。

最近何十年ぶりかで会いました。年相応の普通のおばさんが立っていました。

結婚したのは自然を愛する人。キャンプ、山登り、冬はスキー、夏はダイビング。以前のように外見を気にする必要、費やす時間もなくなり、かえって自然体でいることの心地よさを知ったそうです。

彼女のコンプレックスは鼻が低いこと。人が聞いたら「なんでそんなことで悩むの?」と言いたいところでしたが彼女にとっては重大なコンプレックスでした。ところがそれを忘れさせてくれる人に出会ったことでなんでこんなことを悩んでいたんだろう、それはそれで私!ということに気が付いて、今では自分の顔が好きになったそうです。

誰しも持っているコンプレックスですがそれが気にならなくなるということは自分の意識が他に向くだけで解決してしまう。

なんだそんなことを悩んでいたのかと思えるには一つは年を重ねることにあるかもしれません。自分をかまわなくなったという人もいますが、そんなことはどうでもいいことと分かったからです。

もっとほかに目を向けると楽しいことがいっぱいと分かれば欠点も個性。

他の人にない魅力と思えばすべてOK!なようです。

男性は「そこが可愛いところ」と言える包容力を持ってもらいたいものです。

世界に一つだけの花。もともと特別なOnly oneですね!

今日もいい日にしましょう!



この記事が参加している募集

#スキしてみて

525,537件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?