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これからもいっしょがいいね 「ニケと歩けば」

六月六日はニケの八歳の誕生日です。

長崎から小さなバスケットに入って、飛行機でやってきました。

二頭目の柴を亡くした時はもうこれから先、犬を飼うことはないと誓っていたのに、日に日に思いは高まって、「最後の犬!エイヤー」と勇気を出して迎えることにしました。

空港の荷物カウンターでポンと渡されても本当にこの中に入っているのかと思うほど気配を消していました。

そっと蓋を開けてみるとなんと濡れた黒い瞳で見つめてきました。その時も籠から出たいというそぶりもせず小さくまとまってまるでぬいぐるみみたい!

きっと兄弟、従兄と離されて予期せぬ長旅。初めての空飛ぶ鉄の塊。さぞや不安だったことでしょう。
以前ブリーダーさんから送られてきた動画は同じぐらいの子犬に交じってあっちこっちとせわしなく走り回る、じっとしていないやんちゃ娘でしたが、家に着いてバスケットから出すと、抜き足差し足 歩いては立ち止まり様子をうかがっています。まさしくここはどこ私は誰⁈

その中には匂いを付けたシートが敷かれていましたが、もどしたりおしっこをした様子もありません。無事の到着をブリーダーさんに報告しました。50日間丁寧にトイレ訓練はもちろん。愛情いっぱいに育てて頂きました。
 次に生まれた女の子を迎えたいと予約して、待ちに待った六月六日。
「女の子生まれましたよ!」いよいよやってくるんだ!早く迎えたい。はやる気持ちを抑えて、指折り数えました。こんなに待ちどおしいと思ったことはありません

 ナンテかわいい子!思わずみんなが声を上げました。

抱き上げると初めて短い尾っぽをちょこちょこと左右に振っています。

まずはお水。あまり興奮させてはとみんなでしらんぷりしていました。しばらくしてそっと見るとなんとへそ天でリビングのど真ん中で寝ていました。

「こりゃ度胸のある子だわ!」すんなり家族の一員になりました。

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家に着いて直ぐ

庭に出てはぴょんぴょんとトビウオのようにアイビーの絨毯を泳ぎます。
疲れると気絶したようにその場で大の字で寝て…。
毎日が子供が生まれた時のように楽しくてうれしくて私は五歳ぐらいは若返った気になりました。
ほぼ一番上の孫と同い年。里帰りした彼の 命の次に大事!なブランケットを引っ張り合って穴をあけて泣かしてしまったり、ペットボトルをペコポコと大きな音を鳴らしながらぺちゃんこにしたり、一日を精一杯生きている姿は愛おしいの一言に尽きます。

あれから早八年!ほんとうに?と思うほど早い年月でした。

(*´∀`*)(*´∀`*)

おとなになってもお茶目な黒い瞳は相変わらずキラキラと輝いています。
いつかは…。その時私はまた海のように泣くでしょう。
一緒に毎日を大切に生きよう!二人?の約束です。
今日は特別、大好物のおやつを買ってきました。

 八歳と一日目。今日もいい日にしましょう!



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