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たまにはいいね。高級食パン

神戸にはたくさんのパン屋さんがあります。

歴史は古く鎖国が解かれた横浜、神戸の港町から広がったとか…。

港町っていろんなものが外国からはいってきて日本の文化に貢献したんですね!

何もおおごとなことではなく 現代私たちの身近にあるものがどんどんやってきたわけで、めずらしいだけにとどまらない.合理的で便利な日常。

食生活にも…。その中でもパンは昭和の我が家で大人気。

平日、朝は和食、土曜、日曜はゆっくりブランチとしてトーストがありました。

私は今でも焼きたてにバターをたっぷりつけるので子供たちにたしなめられています。

いまの優れもののトースターもいいですが、冬に火鉢に餅網を置いて焼いたのは絶品でした。暖を取るだけでなく、お湯を沸かしたりと大きな火鉢は身近にありました。じわーときつね色になるとほんのり小麦の良い匂い。香りもごちそう!と教わりました。

我が家はみんなハードなパンが好きでバケットもよく買いました。祖父母もあの硬いパンをミルクティーにつけて食べていました。意味があるかは定かではありませんが…。

副菜の野菜、ベーコンはカリカリに、卵はスクランブル、祖父からいり卵との違いを教えられました。これはたぶん北野ホテルの朝食の受け売り⁈

父は目玉焼き、片面だけ焼くとお日様みたいだからサニーサイドアップらしいです。たまには半熟ゆで卵と当時は少々高級品の卵でしたが、週末は小さな贅沢。

農家から、籠にいっぱい入った生みたての卵が届けられました。トマトやキュウリも今より味が濃かったような気がします。

たまに母はホットケーキを焼いてくれました。何枚も焼いて積み重ねていきます。冷めないように上にはぬれふきん。今はパンケーキが人気ですが…。生地をフライパンに流すときいったん火から離して、たっぷり濡らしたふきんの上に置きます。ジュ―と音がして少し冷えたら流し込みます。

それは月に一度のお楽しみ。その時ナイフとフォークの使い方を覚えました。初めのころは引きちぎったみたいなさんざんな切り口でした、おとなみたいにきれいに切るぞ!と毎回挑戦しました。

フロインドリーブ、ドンク、コムシノワ、バカンス, ラロッタなどのハード系とは対岸の柔らかい食パンが大ブームになりました。乃が美が火付け役となって春夏秋冬、に志かわなど…。変わったところでは、「わたし入籍します」とはなんとも…。

ある方から手土産にいただきました。包丁で切るのではなくて、引きちぎって食べたらおいしいらしいので、その通りにしたら困ったことにいくらでも食べられます!

いろんなパンがあって楽しい神戸はパンの激戦区ですがそれぞれの特徴が際立っていて選ぶ楽しみもあります。

何処のパン屋さんの棚にも4枚、5枚、6枚と切り方も親切です。関東は6枚、関西は4か5枚切りが人気だそうですが、私は6枚。薄めの2枚をトーストしてホットサンドを作ります。それは喫茶店でも人気のメニューでした。

今でもよく作ります。今日は卵焼き、ハム、キュウリ、スライスした玉ねぎを挟むことにしましょう。飲むのは濃い目のロイヤルミルクティー。

耳は切らずにほおばります。ちょっと食べ過ぎたので散歩は長い目に。

今日もいい日にしましょう!






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