シュッとしてる

関西には「シュッとしている！」という誉め言葉があります。

方言だそうですが、いろんな要素がふくまれています。

背が高い！スマートな、スタイリッシュ、きれいな細くて長い指、鼻筋が通っている…。

一つでもあれば「シュッとしてる！」

万能の関西弁です。

大まかな外見だけではなく、仕事が早く無駄がない場合や、人に親切など。

特におばさんさんたちは男性に使います。「なんかシュッとしてるねえ」

ただのスマートだけでは表現できない、いろんなことをひっくるめた方言。ひょっとしたらわからないまでも魂の若々しい人のことを「シュッとした！」と言っているのかもしれません。

その反対にあるのは 「もっさりしている」とか 「垢抜けしない」ということになるのでしょうか？

なのに女性に向けて「シュッとしてる」とはあまり言いません。

それは女性同士。評価が厳しいだけなのか、含みを持たせず、きれいなひと！、品がある、スタイルがいい！と単語ばかり。

大切なのは見えない魂の新鮮さ、やはり毎日の過ごし方、ものの考え方で保たれるように思います。残念ながら年を重ねるごとに体は老いてきます。女性は必要以上にそのことに恐怖を感じていろんなことを試して何とか若さを保とうとします。

あまりにも見かけ重視でそのことばかりに気持ちが向いているとせっかくの魂までもくすんできます。若くいたい、そう見られたいとはある意味女らしい心根かもしれませんが、どんな人にも老いは訪れます。

最近は男性も体や顔のアンチエイジング、それぞれに努力しているようですが、見た目は若々しくても心が疲れている人をよく見かけます。

どんなに体が老いてきて自由に動かせなくなってもその中に存在している魂がいつまでも瑞々しく維持できることに気が付いていないのは残念なことです。

それはきっと今まで生きてきた道の中でたくさん感動したり癒されたことで磨かれるのかもしれません。

またいろんな困難を乗り越えて、倒れそうになっても前に進む姿や、起き上がることを諦めない強い意思を感じる人それぞれに歴史ありと思える人がたくさんいます。そんな人もシュッとしている。

しかし見かけはそんなことは微塵も見せない、スマートな人です。

心が折れないいつまでも若々しい人でありたいものです。

　どちらかというとコロンとしているニケはシュッとしてるなんて言われたことがありません。

「丸っこいね！」もちろん「かわいいね！」という誉め言葉も頂きますが…。

それこそきれいな魂なのは黒く濡れた瞳が十分あらわしているよ！ということにしておきます。

　

今日もいい日にしましょう！