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仲人の仕事 平成ジャンプ

最近はボランティアで縁つなぎをするご婦人が増えました。
自身の人脈を活用して○○さんのお嬢さんが相手を探しているらしい。△△さんの息子さんはもう50歳!お嫁さんを何とか探さないと孫の顔が見られないと聞くと居ても立っても居られないそうです。母親が一人増えたようなと言えなくもなく。
中には来年は50歳、母親に「お見合いはどうなってるの!」と言われて親子喧嘩になるケースもあります。
いちばん焦っているのは本人でその傷口を広げる一言…。

気持ちと行動。家族の期待!
なかなかうまくかみ合いません。本人はいたって呑気です。

入会当時から条件が変わっていないのはいつまでも自分はいけている。その当時のまま。同じ年の人と比べたら、写真もばっちり!言葉使いもわきまえているのに交際に入って2回ほど会って断られることが度々。どうして⁇

仲人の腕が悪い?とほかに婚活場所を変えるのもありなのにそれもなく、私の方から「この会だけではなくてもいろんな出会いのある処に出かけたら?」と促しますがそれは面倒くさいようです。

最初は遠距離も何のそのと張り切っていた男性も最近は距離の壁を感じて今は近距離の人の方がいいのかもと言い出しました。今は何も遠方はるばる交通費を使って会わなくてもZOOMと言う優れもので顔を見ながらお話が出来ます。それなのにそんな時には昭和生まれが顔を出して、ZOOMではその人がよくわからない。やっぱり会ってみないと…。となります。

何かが違う。それは世間一般のでもなく特別問題があるわけでもないのに「どうしてすぐに決まらないの?」と一番身近な母親は訝ります。「もうどんな人でもいいから、早く決めて!」と言う乱暴な親もいて。

特に男性の母親は「息子は外見は良いとは言えなくても本当に優しくていい子なんですよ。」と黙って傍に座っている息子をべた褒めします!みんな揃ってうちの子は優しい。そこを強調する人の多いこと。「会ってもらえばわかります。」と言われますが話の持って行きようがないのです。

ほとんどが母親との話に始まりその間本人が話すのは数分。
最後に必要書類と写真をお願いすると次の日母親から「写真を撮るのはどうもいやらしくて、直接会う機会を作ってほしい。」とお相手無視の発言です。

外野からはそんなんだからダメなのよ!と言われているそうですがそこは母親が楯となり息子を守ります。その守りは必要かどうか?までもわからなくなっているようです。

やっと写真を撮ることになりましたが若い時に作ったスーツはサイズが合わず、新しいのを買う羽目になりました。そこは大好きな姉の助言があったそうです。

若い時だけが適齢期ではないと思いますが、それは内面までも稚拙であるとますます難解な平成ジャンプ(昭和生まれが平成を超えて令和迄独身と言う意味らしいです)を増やしそうです。

少子化問題も深刻ですがおとなになれない、なりたくない人も増えたからかもしれません。

大阪の知り合いはお世話するのを生きがいに今や80歳を超えましたが彼女さえも今の事態を嘆いてお見合いが組めないと長い電話をかけてきました。

今日もいい日にしましょう!



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