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母と息子

行動が読めないB型?の息子が外食に誘ってくれました。

娘たちが近くにいた時は皆でよく食事しましたが、転勤で遠くに住むことになった8月。帰省もままならず、インスタで新しい町を楽しむ親子の嬉しそうな顔が嬉しくもありホッとした!と言うところです。。

夕方三宮で待ち合わせ。珍しく遅刻せずにやってきました。

予約の和食のお店は未だ時間も早いせいで込んでいません。

まずは生のジョッキーで乾杯。小さいころはよくしゃべった息子もだんだんと必要以上のことはしゃべらなくなりましたが、なんだか今日は機嫌がいい。

高校で東京に行き大学卒業まで離れて暮らした分、知らぬ間に大人になっていた!きっといろんな人に迷惑をかけていたのだろうと今なら思えますが、その時は商売を維持することに明け暮れて、あまり息子のことは「信頼してるよ」というあやふやな言葉をかけるのみでした。

東京で就職するとばかり思っていたら、あっさりと帰ってきて、これも計算外の事でした。

最近は「なかなかお墓に行けないね。」というと「昔からお墓参りは好き⁈なんか行けない」というのです。初めて聞きました。

小さなころは義父も一緒で半ば強制的、いやいやついてきていた様子しか覚えのない私です。娘の家族は帰省時に県をまたいで遠回りしてでもお墓に寄ってから我が家にやってきます。若いのによくできた義理の息子。えらい!

一番墓参り孝行でないのは私かもしれません。私は「千の風に乗って」派?です。

父親の話が出ました。小さなころアンチ巨人の父親から、長々と聞かされた野球の話。南海ホークスの歌を父親の前で歌うことが誕プレでした。サッカーの試合ではもう一人監督がいるような叱咤激励満載の応援など。笑いながら「恥ずかしかったわー!」と言いますがその横顔は主人によく似てきました。

息子が誕生した日、義父が病院一番乗りの喜びようでしたが、その当時はまだまだ、まずは男の子という考えがぬぐい切れない時代でした。跡取りが出来た!

結婚後八年目にして生まれた孫は義父にとって何とも嬉しい出来事だったようで実家の母より先に孫を見に来てくれました。

母は暢気なものでお昼過ぎゆっくりやってきたことを話すと「おばあちゃんらしいわ!」と。私もきっと同じようなおばあさんになるのだと思っていたら、環境のせいもありそれ以上のマイペースの祖母となりました。

料理の好きな彼は、「遺言?遺産?としてレシピを置いといてほしい」

野菜スープ、グラタン、ハンバーグ、カレー、アスパラの肉巻きフライ、それと野菜の煮物にすまし汁。鯛の子、カレイの煮つけ、だし巻き…。

聞いているとそんなに凝って作るものはなし。誰でもできるものばかりでこれが我が家の家庭料理なのかと…。

「調味料はみんな適当」と答えましたがそれは新婚当時の義母のセリフと一緒。ただ違うのは子供に、一方は嫁に伝えるのですから。そこに少々の複雑なスパイスが加わるかどうかの違いはありそうですはありそうです。

あっという間に時間が過ぎてラストオーダー。

「帰りにケーキでも買って帰ろう」というので近くの素敵なカフェを誘いましたが「早く帰りた!家でゆっくりしたい」と。それは主人と同じセリフ!

今朝は久しぶりの雨あがり、伸びたキョウチクトウやアジサイ、かずらの弦を切りました。知らぬ間にどんどん成長して手入れをさぼった分、大汗をかくことになりました。

やりだすと止まらない私を見て、「ごはんまだー?」と言いたげなニケが家の中から見ています。文句ありげなニケですがそれもまたかわいい!犬バカの飼い主です。

今日もいい日にしましょう!




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