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昭和の集い?

男女5人。20歳の差はあるもののみんな昭和のおじさんおばさんです。
猛暑の午後、嬉しい昼のみの町中華。もちろんスタートはキンキンに冷えた生ビール。「お疲れ生です!」と乾杯!

前菜に始まって唐揚げに酢豚。チンジャオロース。かに玉丼にカタ焼きそば…。食欲大生な5人は飲んでしゃべってあっという間の2時間でした。

共通の話題はやはりいまどきの新人や知り合いの事。その中に同じ年代なのにどうやって生きてきたんだろうと?だらけの50歳や60歳の人のことは同じ年代でも心の年代には距離があってその不満が噴き出る場面もあり相手を知らない分悪口にはならないからねと逃げ道を作って!うっ憤を晴らします。

私たちの年代も父たちの時代から比べればいい年をして子供みたいな人が多いと言われましたが、今の時代。良いことでもある平和ボケはいろんな場面で蔓延しているようです。

必ずそれもその人の個性と物わかりのいいようなことを言うおじさんがいますが、職場で机を並べるのもいや!とかその人の先輩ずらする行動が鼻につく!といつもは控えめな女性迄…。溜まっているのです。ストレスが…。

昭和の時代は我慢が美徳、自分の意見を言うより合わせることが人間関係をスムーズにする手立てと教わりました。

それは時代だけではなく家庭環境にもあるような気がします。
私より昭和チックな息子はその終わりの時代の人間ですが、堅物?で言葉使いや礼儀作法を気にします。それは大仰なものではなく普段の生活で気になるようで、たまにボソッと気になったことを話すことがあります。

いくら親しげであっても目上の人に対する言葉使い。
これは集まっている5人も同じ意見で、飲み込んでもまた飲み込めないままでいる何ともモヤモヤが拭えないものだと言います。

何の抵抗もなく話すタメ口。やはり昭和には受け入れがたいもの。

なかには丁寧語を使うことが他人行儀とか冷たく感じると捉える人もいるようですが、それはささやかに言葉の中に本心でない気持ちが反映しているからでしょう。

なんとなく涼やかな女性がいます。見かけはどっぷり昭和のおばさんですがその話し方が柔らかくてほど良い距離感は気持ちのいいものです。

やはり美しい日本語が使えるということはその人の人格までも表しているようで、又その言葉に企みはなく品さえも漂っています。

この会の良いところはいくら親しくなってもシバ距離ならぬちょっとした距離感。それは聞き直さなくてはいけないほどの距離ではなく、耳障りなほどの近さでもない言葉のキャッチボールが出来ることです。

宴も終盤、最後のドリンクオーダーはそれぞれが好みの水割り。
猛暑の昼間でしたが、風鈴がチリンとなるような余韻を残してお開きとなりました。

今日もいい日にしましょう!


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