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人生はいつも楽し!

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季節の移ろいで感じたこと。思い出の中の昭和の家族。また人生の通過事例を私の目線で書きます。 人は生まれるのも一人、死ぬるのも…。それは寂しいことではなく森羅万象限りない宇宙に生か…
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#家族

桜散歩

山はかすんで所々山桜の薄桃色。高くはないその頂は緩やかで冬のそれとは違う曲線を連ねていま…

藤沢紀子
2か月前
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釘煮は遠くになりにけり

昭和の半ば、二月の後半から三月にかけて、近所のあちこちでいかなごを炊いている良い匂いが漂…

藤沢紀子
3か月前
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昭和のランドセル

そろそろ入学準備、幼稚園の頃にランドセルを予約したり購入したりする親子が増えたそうです。…

藤沢紀子
4か月前
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昭和の節分

小さなころ、節分の夜には近所のあちこちから「鬼はー外、福はー内」と大きな声が聞こえたもの…

藤沢紀子
4か月前
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正月明けは

ふつうならお正月に食べ過ぎた分、あっさりした七草がゆで胃を休めて調子を整えるところですが…

藤沢紀子
5か月前
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賑やかなお正月

今日2年ぶりに娘一家がやってきました。写真はすでに疲れた顔のニケです。末の孫娘は3歳。 お…

藤沢紀子
5か月前
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大晦日に思うこと

今、お雑煮に入れる人参、お正月は金時の鮮やかな赤。大根、今年は小ぶりな丈の祝い大根。 小芋は水に浸けて泥を取るのに数時間。焼き豆腐は大きめの賽の目に切っています。 餅は小ぶりの丸餅。重い野菜やお餅を買ってきたのに肝心の白みそを買い忘れました。最近忘れ物やうっかりが増えました。 昨日から連日ドラマの総集編が流れていて、一年の速さといよいよ今日一日で新しい年を迎えます。 明日は真っ白なシャツにそでを通す気持ちの良さと同じでなんとなく気が引き締まる元旦です。 今年一年いろい

手紙

最近はパソコンを使うことが多くて実際に文字を書くことが少なくなってきていませんか? 手紙…

藤沢紀子
6か月前
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暮らしの中の信仰

以前仏壇はご先祖に繋がるための電話ボックスと聞いたことがあります。 その前に座れば思い出…

藤沢紀子
7か月前
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父の玉子酒

今のようによく効く風邪薬が無かった時代。 熱があると氷枕に雑炊。何度も母がぬるくなった枕…

藤沢紀子
7か月前
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たまにはファミレス

友達は、いつも通り「どこでお茶する?」と会った早々探します。 いよい栗の季節です。 幾つ…

藤沢紀子
8か月前
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嫁 姑

久しぶりに学生時代の友達と難波でランチ。 予約をしてくれていた店は、隠れ家風のごはん屋さ…

藤沢紀子
9か月前
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カボスのたより

今年も大分からカボスが送られてきました。小さな段ボール箱にいっぱい。 もう30年近くのお付…

藤沢紀子
9か月前
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昭和のお盆

この時期、盆棚が仏間の押し入れの上、袋棚からおろされます。 八月になるとご先祖様を迎える準備はこまごまと準備されます。 大きな蓮の花がいつもの仏花に加わってその桃色のつぼみが何とも仏様の世界を我が家にもと言った感じで特別であることが幼心にも感じました。 「魂を迎える」とは亡くなった祖父たちが幽霊になって帰ってくるのかと少々怖かったですが、それを何の疑いもなく話すおとなたちに不思議を感じました。 お昼から準備で忙しい祖母や母は年に一度のことなのに毎日の習慣のように手際よく