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留学初日、講義が難しすぎて絶望した話

私は大学生の時、大学の交換留学制度を利用して1年間カナダに留学していました。

その時の体験談は、下記の記事に記載していますので、気になった方はぜひ見てみてください。

この記事では、私が留学の初めの頃、講義の内容を聞き取れなかった話とその時の対処法についてご紹介します。


【前提】カナダの大学の講義と交換留学制度について

・カナダ(アメリカ)の大学の講義について
カナダやアメリカと日本では講義の取り方が以下のように異なっています。
日本:たくさんの授業を週1回ずつ受ける
→幅広い知識を広く浅く付ける
アメリカ・カナダ:少ない科目を週2〜3回受ける
→講義数を少なくし、狭く深く学ぶ

具体的には、アメリカやカナダでは前期、後期それぞれで最大5科目の講義を受けることができます。
一方で、日本では週にとれる講義の種類は最大20個程度です。

この違いもあり、カナダで受ける講義の難易度は全体的には日本よりも少し高く感じました。

しかし、経済学や環境学など、科目によっては日本では中学・高校で習うような内容からスタートするものもあったので、理数的な考え方を含む講義については日本よりも易しい内容になっているのかもしれません。

・交換留学の場合
また、私の場合には交換留学だったので、カナダで取った単位が日本の大学の単位に変換されるという流れでした。

どの講義が、どの単位として認定されるかはかなり厳格に身につけられる内容をもとに決められます。
交換留学の場合は、カナダと日本で対応している講義がどれなのか、あらかじめ日本で調べていくことが大事です。
過去に単位の変換が行われた前例のある講義を取っておくと安全かと思います。
この場合にはその前例の時点で内容が既に証明されているとみなされるからです。

・リベラルアーツ
私が留学した大学にはリベラルアーツと言って、1年生は特に専攻を決めずに好きな科目の講義を受けることができる制度がありました。

このこともあり、幅広い科目の中から自分の興味のある講義を受けることが可能でした。

もし海外の大学に留学を考えている方の中で幅広い選択肢から講義を選択したいという方がいらっしゃれば、同じくリベラルアーツの大学を選ばれると良いと思います。

講義の難易度が思っていたよりも高かった

私の場合ら講義を選択する時は良かったのですが、肝心の講義の内容が難しすぎました。

全ての講義を聞き取れなかったというわけではないのですが、やはり何も土台としての知識がない分野について最初から英語で学ぶのは難易度が高かったです。

講義で出てくる単語も専門的で知らないものが多く、話についていくのが難しい状況でした。

そこで、まずはそれぞれの講義で何が求められているのかを考えました。

私が受けていた主な講義のパターンはこんな感じでした。

・教科書に100%忠実に抗議が進んでいくパターン
・教科書はあくまでも補助的な扱いで、主な内容は教授が講義内で提示する資料に沿って進むパターン
・講義中にお題に沿ってディスカッションが行われ、その議題のいくつかが試験で問題にもなるパターン

私が実践した対処法

パターン化をした後で、それぞれに対して対処法を考えました。
・教科書に忠実パターン
教科書を読み込む一択です。
講義が聞き取れなくても全く問題ありません。
私も実際講義が半分くらいは聞き取れなかったのですが期末テストでは成績が良く、最終的な成績はA +でした。
最初は講義が聞き取れず落ち込んでいたのですが、その日の講義の範囲を教科書で読み込めば大丈夫と自分の中で決めると気持ち的に楽になりました。結果的には講義を投げ出さずに済んだので良かったです。

また、こういう授業では、テストはほぼ教科書通りに作られ、知識を問うものが多いです。
ただ真面目に教科書を勉強すれば単位が取れます。教科書を自分で読む時は自分のペースに合わせてゆっくり読むこともできますので、このパターンの講義を攻略するのは最も難易度が低いです。

・教科書に沿っていないパターン
講義中は集中して板書を書き写し、授業の後で復習、内容のわからなかったものは授業の後に教授に会いに行って直接聞いていました。

最初は教授に会いにいくのが怖かったですし、英語で説明してもらったものをちゃんと聞き取れるか不安でしたが、とても優しい先生で、授業をほとんど理解できていなくてもちゃんと丁寧に教えてくれました。

・ディスカッションパターン
ディスカッションの時間が多く取られているような授業では、自分なりに説明をすることを求めるテストが多いです。

この場合には、先に問題が開示され、自分の回答を暗記していくだけで点数が取れることが多いです。

私はこのような形で講義のテストに対応していました。

どんな形式の講義・テストなのかに沿って対応方法を変えると、攻略可能になります。 

これらの方法で、一つも単位を落とすことなく留学を終えることができました。
それだけでなく、全ての科目で成績もA+〜Bを取ることができたので、対処法としてはベストだったと思っています。

まずはシラバスで要件を確認

前提として、どの講義にも共通するのはそれぞれの講義の特徴を掴むため、シラバスを熟読するのも大事です。
・どんなことを求めているのか?
・どんなふうになることがゴールなのか?

講義は基本的に学生に講義を通してこうなってほしいという展望をもとに講義内容やレポート、テストなどを設定しています。

そのため、シラバスを確認すればその講義の単位どうやったら取得できるのかが分かります。

以上、今回は、留学時の講義形式やパターン別の対処法をご紹介しました。

もし留学先で講義が難しすぎて困っている方がいれば、参考になると嬉しいです。

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