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虹雨 詩集

12
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2020年4月の記事一覧

消えない灯火

消えない灯火

流れ星をみつけたなら
僕を思い出して

一瞬でいい

その瞬間の永遠をみつめて
愛するように

触れられなくても構わない
夜空に輝く星をみて
君を想うから

幾度となく
永い夜をこえ
待ってた朝に
喜びと哀しみがあるだけ

それだけさ

消えない灯火を
僕は知っている

心配ないよ

何億光年も前から
僕らはここにいる

暗闇で見つけた
ひとすじの光

まっすぐ君へと
繋ぐ道しるべ

また逢えるさ

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子守唄でおやすみなさい

子守唄でおやすみなさい

雨の音

風の音

波の音

虫の音

子守唄には困らない

遠くで聴こえている

猫たちの鳴き声も

子守唄

夜に鳴く、鳥

その姿は知らないけれど

私の耳が

想像するには充分で

静かに瞼を閉じたなら

夜の世界が待っている

わたしだけの

子守唄