エヴァについて(破)|ナインチェ・プラプラウスの「いつかいなくなっちゃうかもだし」#8
どーもどーも、ナインチェ・プラプラウスです。ちんちん似です。
前回のあらすじ:二人ともエヴァの公開を楽しみにしていた。
3月、緊急事態宣言の解除に合わせて、「シン・エヴァンゲリオン」の公開が3/8に決定しました。
このままいくと、6月、いやもっと先かと思われていたので、予想よりも早い公開に二人とも大歓喜でした。
しかし、いざ公開となると恐ろしいのが、ネタバレ。
昨今のSNS事情を鑑みるに、すべてとは言わずとも細かなネタバレを回避するのは至難の技とも言えるのではないか、誰もが考えることです。
そこで二人は一つの結論に辿り着きます。
「初日に観るしかない」
公開初日は月曜日、普通の社会人であれば勤務があります。
ご主人は偶然めちゃ閑散期で融通が効くサラリーマンでしたが、ミフィちゃんは勤務時間が定まっている医療系。
仕事が終わるのを待てば良いと思いきや、当時、関東4県は、緊急事態宣言が解除されておらず、映画館は20時までの上映となっていました(上映開始は17時頃)。
このままでは、休日まで観れない、再び二人の前に暗雲が立ち込めたその時一縷の光明が差し込みました。
「関東4県以外なら20時以降もやってるんじゃないだろうか」
確かに、制限があるのは東京・神奈川・埼玉・千葉の4県のみ。
住所上、上記4県でなければ、どんな位置にあろうと緊急事態宣言の適用外でしょう。
地図好きのご主人は、上記4県以外でも交通の便が良い場所があった気がしていたのでした。
そんな微かな希望をもとに開くは、地図アプリ。探すぞ仲間はずれ県。
はい、ありました。
ここは千葉県だよなと勘違いしてしまうような、東京の東側。
つくばエクスプレスの「守谷駅」は、茨城県という看板を背負って輝いていました。
そしてありました、駅から徒歩10分、イオンシネマ守谷という映画館。
もちろんありました、20時以降の上映回。
彼らは合法的に、都内から終業後にエヴァを見る方法を見つけてしまったのでした。
こんなご時世にマジかよ、とナインチェは思いましたが、奇跡の展開に熱くなるご主人。
おいおい、往復3時間で、電車代は映画代より高くて片道2000円、小旅行じゃん!
え、本当に行くの? と思っている間に、オンラインのチケット購入が完了。
当日が近づいてくるのでした。
少しくどいですが、次回完結編!ご覧あれ!
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