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センスを磨くこととインプットの違い。

「一流のものを見る」とか
「良いサービス受ける」
みたいなインプット論は僕も好きで採用してます。

ただそれは知識やロジックの理解という意味合いで
「感性を磨く」系とはまた違って。

というのも感性はまず3つに分類できると考えてまして
・スケール感
(作るもののサイズ感や広がり)
・世界観
(作るもののストーリー性や一貫性)
・センス
(最適なバランスの解)
の3つに分類できるんですが
それらの感性は14歳までに固定化してしまうためです。

人格の形成が14歳前後くらいで終わり
14歳までに触れたもの考えたこと出会った人で
その人の感性は決まってきます。

高校生くらいからは感性磨く系のインプットは精度が下がるので
クリエイターならひたすらに作り続けるのが良いと思ってます。

14歳までに
大きな建築や美しい建築を見てない人に
空港や美術館は作れませんし
⁡14歳までに
沢山の物語を観てない人に映画やアニメや漫画は作れませんし。

要は五感と神経の話で
14歳までに五感に紐づく神経の基準が作られるというということみたいで。

行動経済学のアンカリングですね。

立志式がなぜ14歳なのか?
と言うのもここに関係してまして
14歳で感性が固まり1人の「人格」として認められると言うことのようで。

大乗仏教の「六識」も立志式とリンクしますし。

僕を含め全ての人が14歳までに
見ざる聞かざる話さなず触れず考えず
の人生を送ってきたわけではないと思うので
全ての人に「感性」は備わってると考えます。

その上で
自分に適した「スケール感」
自分に適した「世界観」
自分に適した「センス」を見つけられた人が素晴らしい作品を残すことができるクリエイターになるのではないかと。

すべてのクリエイターはその
「自分に適した」を探し続けるのが共通課題なのかも知れないですね。

余談ですが
建築家としては成功しなかったけど
家具デザイナーになった瞬間に売れっ子になった人を知ってます。

そう言うことなんだと思います。

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