クオリティは精神論。
クオリティと聞くとロジカルに聞こえますが、その定義は実に曖昧です。
大学生や専門学生にインテリアデザインの講義をしています。
数回ワークショップ的に間取りやデザインを考えて頂くと、(良し悪しは置いといて)実現可能なアイデアが出てきます。
「良し悪しは置いといて」と表現したのは、クオリティは施主が決めるものだからです。
特に家は私的なもので他者からの評価も多くはありませんし、人は慣れる生き物なので不便な環境でも気にならなくなっていくものです。
つまりは、学生が出したアイデアでも、実現して施主が満足していればそれで良いわけですね。
では、専門的にやってる僕からした時の施主目線のクオリティは何だ?と、早朝ジョギングしていてふと思ったわけです。
設計のクオリティを大きく分けると下の4つになるかと思います。
①施主とのコミュニケーション
②提案資料・図面など
③施工会社、職人さんとのコミュニケーション
④完成品
①施主とのコミュニケーションのクオリティとは?
→早く適切な情報提供。
→それはできているか?
A.決して早いとは言えない。
→なぜか?
A.都度調べてレスポンスをするため。案件数が多いため。
→改善するには?
A.調べる専門の人を作る。案件数を減らす。
②提案資料・図面のクオリティとは?
→早く分かりやすく正確な資料。
→できているか?
A.早さはない。分かりやすさは4社の施工会社さんからわかりやすいと言われたのでわかりやすいのだと思う。正確さはたまにミスする。
→改善するには?
A.設備導入。メンバーを増やす。
③施工会社、職人さんとのコミュニケーションのクオリティとは?
→即レス。現場でよりよくしていくコミュニケーションができているか?
A.できてる(はず)
④完成品のクオリティとは?
→施主の満足度は高いか?自分は納得できているか?
A.施主の満足度は高い(はず)。ホームパーティ呼ばれるし。時々3Dを見せた時に期待値が上がり過ぎてしまうことがある。自分の納得度はまだ100%の経験はない。
→改善するには?
3Dのクオリティを上げられる設備導入。自分が納得度は頑張り続ける(精神論)。
再現性〜とか思ってた時もありましたが、同じ状況なんて二度とやってこないため、再現性は難しい。
目の前のことを楽しむこと。
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