設計は「こんな風に使ってください」なんて説明しない方がいい。


「子供たちが片付けをするようになりました」

「主人が料理をするようになりました」

「花を置くようになりました」

施主宅に遊びに行くと
そんな言葉を頂くことがある

使い手に
自然と行動を起こさせること
が狙いだったりする

「こんな風に片付けてくださいね」

とは伝えない

計画時
片付けが苦手な人はどこにステレスが掛かるのか？

を考える

扉の開け閉め
畳む作業
収納された状態が気持ちよくない

人それぞれストレスに感じる点は違う

こと収納で言うと
収納された状態が気持ちいいこと
は大前提

設計時に
どれだけ施主の感覚に近付くことができるか

「こんな風だったらいいのにな」
を見つけられるか

いつも考えるのは
素人感覚の玄人(プロ)
が最強だと考える

その為に必要なのは
考える力
妄想する力

どれだけ早く
お施主さんの家族になれるか
に掛かってる

見栄えの美しさも大切だけど
使いやすさ
掃除のしやすさ
忘れてはいけない

日常的に使うものだからこそ
どれだけストレスを無くせるか
が最重要ではないか
と考える

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