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「脇見恐怖症は誰にも迷惑をかけてない」を実感したエピソード

脇見恐怖症の人は「私の脇見のせいで周りに迷惑をかけている」と思っていますよね。

私も以前はそうでした。
頭では「それは思い込み」と分かっていても、やっぱりそんな風に思ってしまう時は今でもあります。

でも、今回「やっぱり迷惑なんてかけてないんだ!」と確信したエピソードがありますので紹介します。


【脇見恐怖症とは何か?】

「脇見のせいで迷惑ってどういうこと?」という脇見恐怖症を知らない方のために説明しますと、
脇見恐怖症とは、人が視界に入ることに恐怖を感じる病気です。

本来は、人が視界に入ること自体ごく当たり前のことなのですが、脇見恐怖症の人は「人が視界に入っている時点で、その人のことを見てしまっている」と思い込んでます。

なので視界に入る人を「見たくもないのに見てしまい、(不審な視線を送ってしまい)相手を不快にさせて申し訳ない。でもどうすることも出来ない」という思いにさいなまれています。
不思議なことに、脇見恐怖症の人はみんな共通してこの感情をもってるんですよねー。

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脇見恐怖症を克服した私でも、
唯一まだ「迷惑かけてるかな?」と思ってしまうシチュエーションがあります。

それが、仕事をしている時です。

私は事務職をしています。
目の前にも机があって向かい合って仕事をする
「対面式の机の配置」なんです。

脇見恐怖症の人ならよく分かると思いますが、常に人と向き合って仕事をするというのはなかなかキツいものがあります。

私の場合、相手と私の間にパーテーションがあり、
座っている時は相手の顔は見えません。
(このパーテーションがなければ仕事はとっくの昔に辞めてる)

だから座っている時はいいのですが、
ふいに向かいの人が席を立った時など、まだ動揺しちゃったりします。

そういう時に、「あ、今動揺してたの気づいたかなー?不快にに思ったかな?」って典型的な脇見恐怖症の思考が浮かんできて、罪悪感にさいなまれちゃうんですよね。

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ところがつい先日、
私の目の前で仕事している人と話をしていた時に、職場のパーテーションの話が出たんです。
(仮にその方をAさんとします)

私は、すっかりそのAさんに日頃から視線で迷惑をかけていると思っていました。
だからAさんにとってもパーテーションは私の視線をさえぎるために不可欠なものだと決め付けていたんですが。

Aさんが「あのパーテーションいらないよね!話す時に邪魔だよ」と言ったんですよー‼︎

これに私はもうビックリ‼︎
「え?パーテーションいらないの?私の視線は気にならないのかなぁ」
「…ということは、やっぱり私の視線は迷惑なんてかけてないんだ‼︎」
と改めて思ったんです。

職場の人には結構、脇見恐怖症のことをカミングアウトしてるんですが、どうしてもAさんには出来なくて…
だからAさんがどう思っているかは、直接確認したことがなかったんですが、どうやらすべては私の取り越し苦労だったようです。

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【まとめ】

・やはり脇見恐怖症の症状は他人には迷惑をかけていません

・そもそもオフ会で、なんども対面の机で作業をする自分の姿を動画撮影して、仲間にも私の視線や表情などを見てもらって、全く普通の人と変わらないことは確認済みです

・脇見恐怖症の症状で、苦しさを感じたり、罪悪感を感じていても、実際には周りには全くバレていません。

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