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メンタルヘルス本を散々読んで気づいたこと

ひたすら外に答えを探していた。


何かに思い悩んだ時、私は必ず本を読むようにしていた。
多分小学生のころに初めて自己啓発本を読んで、それからずっとだ。
今私の本棚には50冊ほどのメンタルヘルスや生き方、スピリチュアルの本がある。特に気に入ったものだけを残してるつもりだけど、50冊もあるなんて数えてみてびっくりした。(マンガを含めればもっとあるし、ブログなんかも含めるともうキリがない)
でもこの三倍くらいの本はかつて手にして読んで来たと思う。

メンタルヘルスにもその時その時によって流行りがあって、
NLPが流行ったり、心屋仁之助が流行ったり、アドラー心理学が流行ったり。最近ではHSPが大流行だった。

いつも本の中に私の悩みの答えが載っていると思っていた。
だから答えを求めて本を探しては買って読んだ。
脇見恐怖症に初めて悩んだときは、仕事を休んで隣町の大きな図書館へ行ったりもした。残念ながら脇見恐怖症に関する本は置いてなかったし、今も一冊も見たことがない。

そうやって自分を助けるために読んだ本の言葉たちが蓄積されて、一つにまとまって、スルスルと口から出るようになった。そのおかげで私はカウンセラーとして仕事できるまでになった。

バランスのとれた思考ができるようになったし、周りに嫌な人がいてもそういう人の言動の裏に何があるのか察しが付くようになり振り回されなくなった。

自分を救うために集めた言葉たちが、今は誰かの元気のもとになったりしている。誰かが大切な何かに気づくためのきっかけになったりしている。

自分のために何かをするってとっても大事なことだ。それが将来、あなたにとって大きな財産になるかも知れない。そうすれば、今度はそれを誰かに分け与えることが出来るかも。それは私と同じように読書じゃなくてもいい。音楽でも、イラストでも、手芸でもスポーツでもなんでもいいのだ。
お金になりそうなものじゃなくていい。とにかく自分がやらずにはいられないことだ。


この歳になってやっと気づけたこと


「本を読んだことが役に立っている」って今散々書いたのに、今度は全く逆のことを言う。

私は、私の心の悩みの答えを探して本を読み漁った。
例えば、自信をつける方法や、生きづらさを解消する方法、人付き合いが楽になる方法。

でも、本の中には答えは載っていなかった。書かれているのはみんな「自信をつけるにはこういう方法があるよ!」という提案であって、それらを実践してみない限りそれが本当に効果があるのかは分からなかった。

「〇〇メソッド」やら「〇〇理論」とか、色んなことを読んでは試して、いいところは採用し、合わないことはやめて行った。
そうやって散々自分を実験台にしていったところ、私の求めていた答えは実にシンプルだと分かった。

私が求めている答えは、本の中にあるんじゃない。
自分が求めている答えは自分の中にある。つまり他人が示してくれることなんて絶対にない。(気づきを与えてくれることはあるが)

自分が悩んでいる時はまず自問自答する。
「何にもやもやしているの?」「なぜそれが嫌なの?」
「今何したいの?」

私たちは自分が思っている以上に自分のことをよく知らない。
何が好きで何が嫌いなのか?どんなことに感動するのか?
この曲を好きな理由はなんなのか?なぜこの人に惹かれるのか…?

自分のことを知れば知るほど悩みは減っていく。でも、それでも解決できないときに本を読んでみるといい。思わぬ方向から気づきをくれたりするから。

結局人間は、裏表のない状態が一番心地よいのだ。
いわゆる「ありのまま」でいること。本音で生きているかどうか。
体が本心に従って動いてくれると自己肯定感は自動的にあがる。
そのためには自分の本音を知る必要がある。

必要なのは本の前にノートだ。



自分を知るためのワーク

さいごまで読んで下さりありがとうございます。
簡単なワークをしましょう。

ノートでも、ただの紙でもいいので以下のことを書き出してみましょう。
まずは自分を知るための練習です。

  • あなたの好きなこと(もの)

  • あなたの嫌いなこと(もの)

  • やりたいけどやってないことリスト

  • やりたくないけどやってることリスト

書いたらよくそれらを見ます?どんな気持ちがしますか?
「やりいけどやっていないことリスト」でやれそうなことがあったらやってみましょう。
「やりたくないけどやってることリスト」で、やめられそうなことがあったらやめてみましょう。どんな気持ちがしますか?自問自答してみましょう。

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