慕情🌹➕【コラム】夏の日の余白について

すべて知って欲しいような
なにも知らないでいて欲しいような、
ぼくのきみへの気持ち。



・最近、余白があるイラストに挑戦しています🖼️✨

先日、日本画がメインの展覧会に
太陽がギンギラの猛暑の中観に行ってきたのですが、観覧して気づいたこと。

それは、画面いっぱいに描かない絵が多かったのです(たぶん全部？)。

絵の中に空間や余白がある。

わたしはどっちかというと今までヨーロッパ系の絵画の方に興味があったので、
日本画には明るくありませんでした。
なので、そこがすごく新鮮に感じたのです✨

画面のどこかに余白があり、そこを観る側が想像する。
メインのモチーフだけに意識を集中させる意図。
その空間も構図も絵の一部である。…

などなどの印象を受けました。

キャンバス全部を使って表現する油絵などとはまた違って、空間がある絵も素敵🎨❤️
たぶん日本画は『線』の絵だから可能なのかも。

・わたしはそれを理解して納得するまで自分の絵の背後の空間がなんとなく気になっていたんですが😂、
空白を活かしたシンプルな絵や構図もいいな〜❤️と思い始めました。
やっぱり人の絵は見ないといけませんね。日々インプット・アウトプット〜！🌈

・でも、空白や余白があるってことは、モチーフや構図に観る側の意識が一点集中するので、いろんな誤魔化しが聞かない気がします。
そう思うとなかなか難しい…。
けれど、難しいものはやりがいがあっておもしろそうですね！

・展覧会の出口にグッズ販売コーナーがあったのですが、
そこで大学生くらいの今時風の男の子が、
自分のお財布の中の小銭をかき集めて若冲の画集を買っていました。

ああああああああ……なんかすごく良い。

そうそう、わたしもそのくらいの年齢の時はお金がほんとうになくて、でもどうしても好きな作家さんの本が欲しくて、自分の頭の中の引き出しを増やしたくて意を決して本を買ったよね…！

その男の子がどういう気持ちでその本を買ったのかわかりませんが、
なんだかすごくグッと来た夏の日の光景でした。

🌹